文学部日本語日本文学会主催「綾辻行人氏 講演会」を開催

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 12月6日(木)、本学清風館において、第22回 日本ミステリー文学大賞(光文文化財団主催、2018年)を受賞された綾辻行人氏による講演会「ミステリーの魅力」が、日本語日本文学会の主催で開催されました。当日は日本語日本文学科の学生に加え、他学部の学生や一般の方を含む約200人が聴講しました。
 講演会では、まずはじめに、世界のミステリー小説のはじまりから、日本におけるミステリー小説の歴史や、名探偵もの、怪盗もの、本格長編ものなど多様化するミステリーのジャンルについて話されました。また、綾辻行人氏自身のことについても話され、小学校4年生のときに読んだ江戸川乱歩の小説がきっかけでミステリーのおもしろさに夢中になり、小学6年生には自ら小説を書き始めたこと、大学院在学中にデビューし「新本格ミステリ」のジャンルが確立したことにもふれられました。講演の最後には、作家として、自身の「きらいな言葉」を紹介され、会場が大いに盛り上がりました。
 講演後には、質疑応答が行われ、学生や一般の方から多くの質問が寄せられました。その一つひとつに丁寧に答えられ、講演会は大盛況のうちに終了しました。

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