女性歴史文化研究所シンポジウム「近代ヨーロッパにおける女性の社会進出」を開催

 7月6日(土)、女性歴史文化研究所シンポジウム「近代ヨーロッパにおける女性の社会進出 ―イギリスとフランスの事例から―」がキャンパスプラザ京都で開催されました。今回のシンポジウムは女性の社会進出に焦点をあて、近代化の先頭を走っていた19世紀後半のイギリス・フランスの両国において、女性が職業そのほかの公共圏にいかに進出していったのか、歴史的な経緯を解明し、あわせて、日本での同様の問題を比較考察していきました。
 講演は、フランスの事例を女性史研究家の松田祐子氏が「近代ヨーロッパにおける女性の社会進出-フランスの事例 教職を中心に―」と題したテーマで、イギリスの事例を、本学文学部歴史学科の松浦京子教授が「アマチュア・ヴォランティアからプロフェッションへ―前世紀転換期イギリスの女性福祉活動から社会進出を考える―」と題したテーマで行いました。講演後、コーディネーターの本学文学部歴史学科の渡邊和行教授が加わり、パネルディスカッションが行われました。参加者のアンケートでは「とても興味深く楽しい内容だった。現代社会のありかたに通じる部分も多くあったように感じた」などの声が寄せられました。


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