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文学部日本語日本文学会主催「武田綾乃氏 講演会」を開催

 12月19日(木)、本学清風館において、小説『響け!ユーフォニアム』の著者、武田綾乃氏による講演会「創作を仕事にするということ」が、日本語日本文学会の主催で開催されました。当日は日本語日本文学科の学生や他学部の学生、一般の方を含む約100人が聴講しました。

 講演会では、学生たちのこれからの進路を考える参考になればという想いで、作家のなりかたや書籍にするまでの流れ、仕事内容、自身の本のつくり方など、経験談を話されました。武田先生は大学在学中に小説家デビュー。学業と作家の両立の苦悩や、専業作家になるきっかけ、『響け!ユーフォニアム』にまつわるエピソードや登場するキャラクターの誕生経緯などについてもふれられました。そして、仕事をするうえで大切にしていることについて、「執筆活動など孤独な時間が多い中で、自分自身をいかに楽しませることができるかを常に考えています」と話されました。最後に、自身のおすすめの著書などの紹介もあり、会場は大いに盛り上がりました。

 講演後には、質疑応答が行われ、学生や一般の方から多くの質問が寄せられ、講演会は大盛況のうちに終了しました。

 

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講演会終了後、武田先生にインタビューをさせていただきました。
小説に出会ったきっかけや大学生の皆さんに伝えたいことなどいろいろとお話をお伺いしました。

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-今回の講演はいかがでしたか?
大学での講演が初めてだったので緊張しました。でも、会場の皆さんが真剣に聞いてくださってとてもありがたかったです。

 

-小説に出会ったきっかけは?
小説を書き始めたのは小学生の頃からです。両親が幼いころから毎月、本屋さんに連れて行ってくれて、本であれば何冊でも買ってくれる環境だったので、たくさん本を読む機会がありました。漫画とかは買ってもらえなかったですけど(笑)。それで自然と小説など本を読むのが好きになっていましたね。

 

-『響け!ユーフォニアム』が誕生した経緯は?

自身の経験を忘れないうちに形にしたかったからです。私自身、小学校・中学校と吹奏楽経験者で、ユーフォニアムやチューバを担当していました。その吹奏楽での経験を形にしたいという想いと地元の宇治市を舞台にしたいという想いから生まれました。

 

-音楽を言葉で表現する難しさなどはなかったですか?
音楽描写はそんなに悩んだことはないかもしれません。むしろ、いろいろなアプローチの手段がある中で、どのアプローチを選べばいいのかというところが難しかったかもしれません。どう書くというよりはどの手段を選ぶかが悩ましいところでした。

 

-高校生活を舞台に青春を描いた作品が多いですがその理由は?
書けるうちに書いておこうと想いからです。大人になってからの自分のほうが、子どもでいる間より時間が長いので、大人になってから書けるものを背伸びして書くよりは、いま書けるものを書いておこうという気持ちがあります。

 
-作家としてのターニングポイントは?
アニメ化が一番大きかったです。とてもたくさんの人に作品を手にとっていただきました。アニメ化がなければ専業にもなっていなかったですね。本当にいろいろなチャンスをいただきました。
  

-学生時代の思い出の場所は?
二条です。二条城や映画館などによく遊びに行きました。

 

-作家をめざす人たちへアドバイスを
リスクヘッジが大事だと思います。クリエイティブな仕事は特にそう思います。初めから作家一本に絞らずに、いろいろな選択肢をたくさん持っておくことで、心に余裕が生まれるので、よりいい作品ができるかもしれませんね。
 
-本学の学生に向けてメッセージを
大学時代は自分でなんでもできる代わりに、何もしなければただ4年間が過ぎてしまう時期だと思います。「やってみたいけど尻込みしてしまう」という気持ちがあるのなら、まずはいろいろなことをやってみてほしいです。自分のなかでいろいろな経験が蓄積できれば、それが新たな発見や成長につながると思います。

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