都市環境デザイン学科の学生が製図室を改装!

 現代ビジネス学部都市環境デザイン学科で建築・インテリアを学ぶ学生が、本学清風館5階の製図室の改装を計画・実行しました。改装は2020年10月に完了し、建築・インテリアコースの授業や卒業制作、卒業論文の作業スペースとして学生の集う場となっています。

HP★DSC_0440.jpg 松本正富教授、半海宏一助教の指導のもと、現4回生の13人が参加して2019年4月より約1年かけて構想を練り、図面・模型制作、学務担当職員へのプレゼンテーション、インテリアの調達などを行なってきました。新型コロナウイルスの影響による中断を経て、現3回生の学生が引き継ぎ、改装の実現に至りました。

 改装のコンセプトは「Yourself~3つのワークスペースからなるアトリエ~」。製図室をより効率的に作業できる空間にしたいという思いが込められています。製図室は「ミーティングスペース」「クリエイティブスペース」「アイデアスペース」の3つに区切られ、さまざまな目的に合わせて活動しやすく、自由度の高い空間へと生まれ変わりました。西に広がる山科の眺望を生かして縦のラインに空間を区切ることで、どこからも見晴らしがよく、明るい印象となっています。

 また、学生のかねてからの希望だった収納の確保や、立って作業できるスペースの新設などを実現させつつ、使わなくなった製図板入れを小上がりに再利用するといった工夫を凝らしてコストを抑えました。

★縦のラインからの景色.jpg

どのワークスペースからも山科を眺望できる

 

 4回生の学生は、「自分たちの考えた空間で卒業制作をすることを目標に、検討を重ねてきた。のびのびと自分のペースで作業ができる」「各々がお気に入りのスペースを見つけて、集中して取り組めている」「設計した図面が実現することが初めてで、うれしい」「パソコン作業で疲れたときに窓からの景色に目を向けると、気持ちを切り替えられる」と話しました。 

 

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改装のコンセプト・図面

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都市環境デザイン学科の4回生

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製図室の模型




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