作家・時雨沢恵一氏による学術講演会「作家 時雨沢恵一の、ここだけのハナシ」を開催

 2021年11月25日(木)本学において、小説『キノの旅 the Beautiful World』の著者、時雨沢恵一氏による講演会「作家 時雨沢恵一の、ここだけのハナシ」を日本語日本文学科・日本語日本文学会の共催で開催しました。当日は、文学部日本語日本文学科の学生約250人が聴講しました。

 講演会では、幼少期から現在に至るまでの経歴を話される中で、今の仕事につながるきっかけになった出来ごとを丁寧に説明されました。時雨沢先生は幼少期から空想遊びが好きで、中学生でアニメに興味をもつようになり、高校生でライトノベル作品に没頭しました。大学生ではバイクの運転という趣味ができた、とのこと。これらの経験が『キノの旅 the Beautiful World』の要素となっていて、「好きなことに熱中し、楽しんでいたらそのベースとなる知識や経験が得られた。若い頃の時間は大切でした」と語り、学生たちも夢中で聞き入っていました。

 また、就職活動が思うようにいかなかったことが作家になるきっかけになったことから、「うまくいかないことがあってもへこみすぎないでほしい。失敗から学ぶ成功はたくさんあると思います」と胸に響くエールを送りました。最後に、クリエイター志望の学生に向けて「思い付いたアイデアはメモをとってください」「デビューするのに年齢は関係ないです」という温かいアドバイスがあり、学生たちもこれからの進路を考えるうえで貴重な機会になりました。

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