3月22日(火)から3月27日(日)の期間、本学中央体育館にて、本学の学生・大学院生・学園教職員等約4000名を対象に、第3回目の新型コロナワクチンの職域接種を開始しました。
本学はこれまで、新型コロナウイルス感染拡大に対して、教育の継続と質の維持を追求しつつ、学生・大学院生・教職員をはじめ、キャンパスに集う人々の健康を守るため、感染予防の諸策に取り組んできました。第3回目の職域接種についても、感染防止を図ること、地域医療現場の負担を軽減すること等を目的に積極的に取り組むものです。
職域接種に際しては、第1、2回目と同様に、看護学部・健康科学部に所属する医師・看護師教員がワクチン接種の打ち手となり、接種後観察で体調の悪くなった場合には、救急救命士の教員が救護にあたります。また、医師は、予診、副反応発生時救命措置、救急搬送に関する医学的判断を担います。接種オペレーション(受付、予診票チェック、予診・予診補助、接種・接種補助、接種後観察)を本学の教職員、学生ボランティア等で組織した体制『チームたちばな』で行います。
接種会場となる中央体育館では「密」になる状況を回避するために、接種オペレーション毎にエリアを設け、動線を一方向にして混雑を回避するなどさまざまな工夫を行い、接種対象者が安心・安全に接種を受けられる環境を整えています。
初日となる3月22日(火)午前9時、『チームたちばな』スタッフ全員でブリーフィングが行われ、接種オペレーションについて最終確認を行いました。その後、担当エリアに分かれてスタンバイし、接種エリアでは看護学部教員がワクチンの充填作業を開始しました。
初日の接種対象者は315人。そのなかには、今年3月に卒業した看護学部の卒業生もきており、「母校で接種を受けて、4月からの病院勤務に備えたい」と話してくれました。
昨年6月から8月にかけて実施した職域接種では、たくさんの方から励ましのメッセージをいただきました。今回も「チームたちばな」が心を一つにして、取り組んでまいります。
なお、本学としては、学園関係者の感染防止を図ること、地域医療現場の負担を軽減すること等を目的に、ワクチン接種に積極的に取り組むこととしていますが、接種については個人の意思を尊重し、 強制して行うものではありません。