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「クロスオーバー型課題解決プロジェクト」授業がスタート

 今年度から開講した「クロスオーバー型課題解決プロジェクト」は、経済学部経済学科と経営学部経営学科、工学部情報工学科、工学部建築デザイン学科の学生たちが、文理を越えた幅広い知識・技能を身につけながら学びあうキャリア教育としてスタートしました。
 この科目は、企業や行政などから提示された課題に対して、複数学科の学生が混ざり合いながら、各分野の専門知識をもって課題解決に取り組むことが特徴です。専門性への関心を一層高め、さらなる知識や技能の習得、学びを通して自分自身のキャリアを考える力を養います。また、授業を通して、コミュニケーション能力や物事の計画・実行力を育成していきます。
 今年度は、16企業・自治体(京都市)と連携し、授業を進めています。プロジェクトチームを編成した学生たちは各企業等から提示された具体的な課題解決に取り組み、最終プレゼンテーションとして企業の方々に向けて提案を行います。

 この授業でコーディネータを務める経済学部の乾明紀准教授は「京都橘大学のキャリア教育のキーワードは、『越境力』と『未来構想力』です。変化が著しく不確実性が増す現代社会でキャリアを形成していくためには、この2つの力が欠かせません。
 ここでの越境力とは、自分自身が作ってしまう壁や慣れ親しんだ所属集団の壁を越えて実践する力です。学生は垣根を越えることで越境力が高まります。また、未来構想力とは、自分自身と自分を取り巻く組織や社会の未来を展望・構想する力です。企業や行政から提示された課題の解決策を模索する活動は、未来を構想する力につながります。
 このように、2回生の早い段階から学生には、キャリア開発に不可欠な『越境力』と『未来構想力』を大いに高めてもらっています」と話します。


企業の課題に取り組んだ学生の声を紹介します。

大正製薬株式会社 課題:「頑張る人を応援する」イベントの企画と実施
太田葉月さん 経営学部経営学科2回生
 企業の方から直接お話が聞けることや、顧客のニーズにあった商品開発に興味があり、大正製薬株式会社を選びました。毎回、授業の初めに「ファイト一発!」のかけ声がかけられ、皆が明るい雰囲気で授業に臨んでいます。私自身、意見を進んで出せなかったのですが、グループワークでの経験を重ねることで、積極的に議論に参加することができるようになりました。いろいろな考え方に触れることで気づきがあり、自分の興味・関心も広がり楽しくマーケティングを学べています。このマーケティングの観点でリポビタンDを分析し課題として設定した"若者の認知度向上"を解決するための施策として、デモンストレーション的に学内で「頑張る人を応援する」イベントの企画立案、実施までを行うのですが、イベントでは、参加していただく人も企画を実施する私たちも楽しめるイベントにしたいです。

株式会社ユーグレナ 課題:越境ECにおけるユーグレナのマーケティング戦略
永江夏生さん 経済学部経済学科2回生
 企業の方や違う学部の学生と一緒に学べるのは、京都橘ならではの授業だと思います。私は、自分が将来進みたい方向が決まらず、この授業をきっかけにみつけようと思い受講しました。違う学部の学生と意見交換ができることや、専門領域による考え方の違いなどを共有できることがいいなと思います。中国越境EC市場で化粧品を売るという課題には制約もたくさんあり、初めは何から取り組めばいいのかわかりませんでしたが、たくさんの事例を集め、一つの解決案を導きました。中間報告で企業の方に向けてプレゼンテーションをし、直接フィードバックしてもらえ、気づきになることがたくさんありました。中間報告を経て、新しい課題として、中国でユーグレナがSDGsの先駆者として認知度を上げることが与えられたので、課題解決に向けて頑張りたいです。

ヤフー株式会社 課題:IT技術を使ったものづくりによる課題解決プロジェクト
中川瑞希さん 経済学部経済学科2回生
 この授業で企業の方と関われるので、自分の将来について考えるきっかけにしたいと思い受講しました。なかでも、情報に興味があったのでヤフー株式会社を選びました。最初に、個々が感じた問題点をあげ、その解決策を考えました。私は経済学部に所属しているので、プログラミングを行うのも初めてでしたが、授業では、プログラミングの仕組みを教わり、勉強する時間もあったので、実際に解決するためのアプリをつくっていきました。中間報告を経て、私たちのチームは一つの案に絞り、授業を対面かオンラインで選ぶアプリをつくっています。アプリの制作は難しいことも多いですが、わからないことをお互いに教え合い、いろいろなことが吸収できて楽しいです。情報を使ってどのような仕事ができるのか知り、将来の進路に役立てたいです。

京都市 課題:京都市の行政課題である若者・子育て世帯の移住・定住を促進し、山科区を活性化するための「京都刑務所敷地(山科区)の有効活用」について、考え・提案する
奥野美優さん 経営学部経営学科2回生
 大学のある山科についての知識が少なかったので、この課題に取り組み、もっと山科の魅力を知りたいと思いました。広大な京都刑務所敷地に何をつくるか考えるため、まずは山科が持つ課題や山科区住民からの意見を抽出しました。住民の方たちの意見をできるだけ反映し、自分たちも住みたいと思えるまちづくりを提案したいと思っています。私たちのチームは、少子高齢化が進む山科に、若い世代の居住を促したいと思い、敷地に一つのまちをつくる構想を考えました。自然豊かな公園やイベントホールを含めた複合施設、住居、商業施設、娯楽施設などを整備し、山科に新たな賑わいをもたらし、魅力を高めるために、さらにブラッシュアップしたプランを提案したいと思います。

株式会社ytvメディアデザイン 課題:ytv メディアデザインで配信しているコンテンツをもっと学生にリーチさせるには?
坂元仁さん 工学部情報工学科2回生
 ほかの学部の学生とアイデアを出しながら展開する授業に興味があり受講しました。人とコミュニケーションを取りながら進めるプロジェクトは、社会に出たときに活かされると思いました。私たちが取り組んでいるのは、関西で活躍しているアスリートの紹介を配信しているコンテンツの視聴拡充です。ターゲットとしては、大学生などの若い層の視聴をもっと増やすための提案を考えています。私たちのチームは、まずは認知度を上げるため、ショート版のYouTubeやTikTokを制作・配信し、本コンテンツにつなげられないかと考えています。企業の方からのアドバイスを受けて、費用対効果なども踏まえ、実現可能な提案をするために模索中です。この授業でさまざまな経験をしたことで、自分の長所や短所がわかったので、キャリア形成をしっかり考える機会になりました。

連携先一覧 ※企業は五十音順

企業連携・自治体・団体

テーマ

株式会社ADKクリエイティブ・ワン

大阪・関西万博の機運醸成企画を考える

阪急電鉄株式会社、株式会社エキ・リテール・サービス阪急阪神

TauT阪急洛西口 新たなイベント企画立案

日本電気株式会社、NECネッツエスアイ株式会社

先端技術を活用した社会課題の解決方法を考える

認定NPO法人 環境市民

環境問題について、日本の若者たちは何を学んできたか、どうすれば「自分ごと」として関心持って動けるだろうか?

京都市役所

京都市の行政課題である若者・子育て世帯の移住・定住を促進し、山科区を活性化するための「京都刑務所敷地(山科区)の有効活用」について、考え・提案する

京都橘学園生活協同組合

QCストーリーで食堂利用満足度を向上させるための取り組みを提案する

一般社団法人京都知恵産業創造の森

オープンイノベーションカフェKOIN(Kyoto Open Innovation Network)の活性化について提案する

大正製薬株式会社

「頑張る人を応援する」イベントの企画と実施

株式会社バウハウス丸栄

店舗/商業施設(題材:大学の食堂やカフェテリアを予定)の企画・設計・デザインプロジェクトに関するマーケティング戦略の提案

株式会社花駒

大切な人の送り方をプロデュースする

株式会社フラットエージェンシー

京都橘大学の学生が好むひとり暮らし部屋は!

ヤフー株式会社

IT技術を使ったものづくりによる課題解決プロジェクト

株式会社ユーグレナ

越境ECにおけるユーグレナのマーケティング戦略

株式会社良品計画
無印良品 京都山科

見つける・話す・気づく。オブザベーション、無印良品の発想法。~皆さんは2050年にどんな生活をしていたいですか?

株式会社ロイヤル住建

A「地域の活性化。ロイヤル住建の地元、山科でファンを増やそう!」
B「地元にこんなのあったらいいな企画。工務店編」

株式会社ytvメディアデザイン

ytvメディアデザインで配信しているコンテンツをもっと学生にリーチさせるには?

株式会社ワタナベ美装

ビルメンテナンス事業を通じて新たな豊かな社会が実現できる事業を提案する



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企業・自治体へのプレゼンテーションやイベント当日の様子。
➀阪急電鉄株式会社、株式会社エキ・リテール・サービス阪急阪神 ➁京都市役所 ➂株式会社ADKクリエイティブ・ワン
④株式会社ユーグレナ ⑤株式会社ytvメディアデザイン ➅大正製薬株式会社



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