学生団体ME-MEが東野公園の魅力を再発見するイベント「景観喫茶」を開催

 2022年7月31日(日)、東野公園(京都市山科区)で本学と京都薬科大学の共同学生団体「ME-ME(ミーム)」が、東野公園の魅力を再発見するイベント「景観喫茶」を開催しました。「景観喫茶」とは、公園や寺院などの人の集まる場所で、お茶を飲みながら読書や会話を楽しむ中国・成都の屋外喫茶文化「茶座」をモデルにしたものです。
 このイベントは、お茶を飲みながら公園の景観や会話を楽しむだけでなく、清水焼の上絵付け体験やフィンガースポーツ「オ二ム」、草花ビンゴ、シャボン玉などのワークショップやゲームも行われ、子どもから高齢者までの幅広い世代の方々が楽しめる企画となっています。イベントには約30人が参加され、思い思いに楽しまれました。

 「ME-ME」は、2020年に本学と京都薬科大学が連携して発足した学生団体で、山科・醍醐地域の活性化をめざし活動をしています。ME-MEの活動はこれまでに、山科中央老人福祉センターで介護予防を目的としたネイルアートイベントや、醍醐いきいき市民活動センターや春秋山荘で薬膳喫茶イベントなどを実施しています。

 イベントの開催場所となった東野公園は、利用者が年々減少していることが課題となっており、この公園を京都市から委託されて指定管理を行っている株式会社ビバ(本学と教育連携および地域活性化事業の展開に関する協定を締結)と連携し、新しい活用方法の一つとしてイベントを考案・実施しました。また当日は、イベントに参加した方々に公園の使い方についてのアンケート調査を行いました。今後はこの調査結果を考察・分析し、公園運営や新しい活用方法を検討していく予定です。

 イベントの運営をした木戸紗蘭さん(現代ビジネス学部都市環境デザイン学科3回生)は、「子どもの参加が多かったので、ボールすくいや水風船を使ったり、走り回って遊んだりと、公園という場所を活かすことができ、とても賑やかで夏らしいイベントになったと思います。地域の方々に山科・醍醐地域の魅力をたくさん見つけてもらいたいので、今まで開催した場所以外のさまざまなところで景観喫茶を実施していく予定です。また、主催者である私たち学生と参加者との交流だけでなく、イベントで出会った参加者同士の交流が深まり、新しいつながりが生まれるような仕組みを考えて、今後の企画に活かしていきたいと思います」と話しました。ME-MEは今後も地域での活動を積極的に展開していく予定です。


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