京都橘大学・西北大学(中国・陝西省西安市)が共催し「2022年度日中学生フォーラム」を開催


日中学生フォーラムオンラインキャプチャ.png日中学生フォーラムのオンラインの様子

 2022年12月18日(日)に京都橘大学・西北大学(中国・陝西省西安市)共催で「2022年度日中学生フォーラム」をオンラインで開催しました。

 西北大学は本学にとって海外提携大学であり、学生フォーラムは昨年度に続き2回目となります。このフォーラムは、経営学部2回生が受講する「プロジェクト演習Ⅰ」の研究成果報告会として開かれたものです。本学の参加学生は、経営学部・楊秋麗准教授が担当するクラスの学生11人で、西北大学の参加学生は日本語学科「日本語コミュニケーション・上級」(担当教員:高橋智子先生)を受講する3回生28人でした。   

 今年度の研究課題は「日本のニッチ商品を中国ECで販売するために」です。この課題には、「日本のニッチ商品」と「中国EC」という2つのキーワードが含まれています。「日本のニッチ商品」とは、日本市場における大量生産大量販売されている大衆商品ではなく、ある特定の分野において、競争優位をもつ商品のこと。「中国EC」は中国のオンライン市場のことです。フォーラムにおいては、本学の学生は株式会社ユーグレナの化粧品oneなど日本3社のニッチ商品の経営戦略に対する文献調査で得た研究成果を発表しました。西北大学の学生はTikTok、天猫(Tmall)、拼多多(ピンドゥオドゥオ)など中国の代表的なECプラットフォームの利用者に対するアンケート調査の分析結果を発表しました。この計9本(日本側3本、中国側6本)の発表を通じて、日中学生はコロナ禍によって分断された供給側と需要側の情報が共有でき、今後の研究課題のヒントを得ることができました。

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 研修発表の後、3つのブレイクアウトルームに分かれて、学生交流を行いました。初対面にもかかわらず、学生たちは短いディスカッションの時間で研究に対する意見交換や好きなアニメなどの趣味について楽しく会話する姿が見られ、学生たちにとっても貴重な機会となりました。

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