経営学部の山野ゼミがビジネスプランの発表会を実施！

　2023年12月5日（火）、経営学部経営学科・山野薫専任講師の3回生ゼミで、ビジネスプランの発表会が行われました。山野ゼミでは、身の回りや生活に関することからテーマを見つけ、現場へ出掛けたり、人や組織の動き、ものの流れなどを調べるといったことを通して学習を深めています。
　今年度は岩本印刷株式会社（京都市南区）にご協力をいただき、7月に社長講演会、9月に会社見学会を実施して、ビジネスに対する考え方や、社会の動向とビジネスの関係などを学んできました。これらの活動から得たことを活かして、ゼミ生は自らの問題意識に基づいたビジネスプランを考案し、1年間の活動成果としてとりまとめをしました。
　当日は同社より代表取締役社長 中西剛氏、営業部 大平那津氏、一般社団法人 京都中小企業家同友会（京都市下京区）より主任事務局員 八里珠生氏をゲストにお招きし、学生は「メンズメイク事業」「新型料理教室で料理の幅を広げる」「交通手段を広げる」「ヘルスケアアプリで日本の健康寿命を伸ばす」という4つのテーマに分かれて、できあがったビジネスプランを発表しました。ゲストの方々からは、実際にビジネスとして取り組む際の具体的なアドバイスや、より良くするためのフィードバックをいただきました。学生らは熱心に話を聞き、自分たちが考えたビジネスプランの課題や改善点等について真摯に向き合う貴重な機会となりました。

【岩本印刷株式会社 中西剛社長、大平那津氏のコメント】
　各グループで独自性のあるテーマや内容が選択されており、興味深く、新鮮な気持ちで聞いていた。それぞれ、今のトレンドを捉えたテーマで、ビジネスプランについてよく考えられていたと思う。発表を聞きながら、自分だったらどういったことができるだろうと考えさせられる機会となり、刺激を受けた。

【一般社団法人 京都中小企業家同友会 八里珠生氏のコメント】
　今、学生たちが感じている悩みや課題について考えられたビジネスプランを聞くことができ、おもしろかった。会社やビジネスプランが5年後、10年後どのように継続していくのかといったことも、ぜひ考えてみてほしい。今回のビジネスプランの作成にあたり、普段の企業努力等を感じるきっかけにもなったと思う。今回の学びを今後も活かしてほしい。

【担当教員 経営学部 山野薫専任講師のコメント】
　当ゼミでは1年間、様々な活動を通して、社会のなかで実際のビジネスがどのように行われているのかを多様な角度から考えてきました。ビジネスプランを考える際には、どのようにアイデアを出していくか、どのようにグループで話し合いを進めていくか、出てきた課題に対してどのような解決策を提案するかなど、試行錯誤の連続でしたが、最後にはどのグループも自分たちの考えをうまく形にまとめることができました。発表会では、ゲストの方々からご自身のお仕事をベースにしたリアルなコメントをいただくことができ、学生も実りある経験をすることができました。