【工学部情報工学科】生成AIを用いた執筆支援で執筆者の負担を大幅軽減! 東野ゼミ・大場ゼミの学生5名が感謝状を授与!

 2024520日(木)、工学部情報工学科の東野輝夫教授のゼミに所属する井上紗綺さん、谷尾綾香さん、富士田遥花さん、山口慶大さんと大場みち子教授のゼミに所属する大石耕生さんの5名が生成AI技術を用いた執筆支援を行う研究成果において、執筆者の負担軽減や課題解決に大きく貢献したとして、情報・システム研究機構長の喜連川 優氏より感謝状が授与されました。

写真上左から(谷尾綾香さん、東野輝夫教授、大場みち子教授)
写真下左から(富士田遥花さん、大石耕生さん、山口慶大さん、井上紗綺さん)
※谷尾さんは2024年4月より大学院情報学研究科に所属


 執筆者である喜連川氏は、急速な進化を遂げる生成AIの現状や課題を社会にいち早く伝えることを目的に「生成AIの論点 学問・ビジネスカルチャーまで(株式会社青弓社)」を20245月に出版されました。一般的に書籍を出版するまでには、膨大な時間がかかります。日々進化する生成AIをテーマにした内容でもあり、伝えたい事柄が時間経過によって陳腐化しないかということが課題とされていました。そこで、本書のテーマでもある生成AI技術を用いた執筆支援ができることを研究していた本学の学生が、その研究成果を活かし、完成までの期間短縮や負担軽減など、執筆活動に大きく寄与しました。

 今回は、生成AIをテーマとした執筆活動に関する課題を、まさに生成AI技術を用いて解決する研究成果の功績が大きく認められた事例となり、本学の目指すべき教学理念、『臨床の知』を体現するモデルになりました。

 感謝状を授与された皆さん、おめでとうございます!

【参考】
著書  : 生成AIの論点 学問・ビジネスカルチャーまで
出版社 ‏ : 株式会社青弓社 (2024/5/29)

  

著者プロフィール
喜連川 優(キツレガワ マサル)
日本学術会議情報学委員会「ITの生む諸課題検討分科会」連携会員(特任)。情報・システム研究機構 機構長、東京大学特別教授、総長特別参与。専門はデータベース工学。情報処理学会会長、日本学術会議情報学委員会委員長などを歴任。2009ACM SIGMODエドガー・F・コッド革新賞、20年日本学士院賞などを受賞。13年に紫綬褒章、16年にはレジオン・ドヌール勲章を受章。ACMフェロー、IEEEライフフェロー、中国コンピュータ学会栄誉会員。

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