【経済学部】金武ゼミが京都の文化遺産を巡る観光ガイド実習を実施

 2024年513日(月)、63日(月)に経済学部経済学科・金武創教授の3回生と4回生のゼミ生合計19名が、京都の文化遺産を巡り観光ガイド実習を実施しました。この実習は、京都に関連する旅行企画や文庫シリーズの編集発行などを手掛ける株式会社らくたびとの連携による「歩いて楽しいまち京都観光プログラム」の一環として行われました。学生たちはこれまでに、京都の文化的な魅力や資源がどのような経済的価値をうむのか、また、それらが地域発展や文化の維持・継承をどのように支えているのかをテーマに学んできました。今回の実習では、京都市内の文化遺産を実際に訪問し観光地の見どころを、観光客役となる同回生・上回生の学生たちに向けて現地でガイドをするという形式で実習を行うことで、観光資源の魅力を引きだし付加価値をつけて発信することについて実践的に学びました。実習では、株式会社らくたび代表取締役の若村亮氏の指導助言のもと、情報を人に伝えるときに必要なコミュニケーション方法なども含めて実践しました。

 経済学部経済学科4回生・清谷史弥さんは「観光資源に付加価値をつけるという体験的な学びにより、理論として学んだサービス経済への理解がより深まりました。また、今年は3回生へアドバイスする立場になり、自分が経験したことや気づきを後輩たちに伝えるとともに、自分自身を振り返る機会にもなりとても勉強になりました」と感想を話しました。

 金武教授は「学生たちは、実際に観光地を訪れて体験的に学ぶことで、高い付加価値を生む京都観光についてより深く考える機会となりました。また、3回生には自身でまとめた情報を他者に伝えること・伝わることも活動目的として参加し、4回生は助言する立場で参加してもらうことで、コミュニケーションのあり方についても双方にとって気づきと学びあいがありました」と話しました。

<実習コース①>

①インクライン(線路跡と台船)

②琵琶湖疏水(疏水事業と田邉朔郎像)

③金地院(歴史と見どころ)

④南禅寺・三門(歴史と三門)

⑤永観堂(歴史と見どころ)


<実習コース②>

➀京都御苑(江戸時代までの公家町としての歴史、明治以降の歴史)、九条邸跡(九条家の

歴史、拾翠亭の説明)

②京都御所(平安京の歴史、京都御所の歴史、御所内の建物・庭園などの説明)

③他洞御所(仙洞御所の歴史、第108代後水尾天皇について)

④梨木神社・鷹山寺(梨木神社の歴史、鷹山寺の歴史)

⑤中山邸跡・猿が辻・近衛邸跡(中山家の歴史、御所・猿が辻、近衛家の歴史)
 

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