京都橘高校の卒業生で、パリ五輪日本代表選手として活躍された、福留 慧美選手(2016年3月卒業、Vero Volley Milano所属)、和田 由紀子選手(2020年3月卒業、NECレッドロケッツ川崎所属)が8月30日(金)、京都橘中学校・高等学校を訪れ、オリンピック出場報告会を開催しました。
ホールを埋め尽くした生徒約1,100名に大歓声で迎えられ、オリンピックでの経験や高校在学時に培った力についてスピーチを行いました。その後、バレーボール部 三輪 欣之監督の解説と共に、オリンピックの試合動画を見ながら大会を振り返りました。
また、在校生からの質問コーナーでは、多くの生徒が挙手をして、オリンピックの印象や、高校時代の思い出などについての質問し、会場は大いに盛り上がりました。
世界の強豪を相手に挑戦を続ける福留選手、和田選手の姿から在校生は、チームや仲間、支えてくれる人とのつながり、またスポーツを通じて異なる文化を尊重しあう大切さなどを学びました。
福留選手は「五輪の舞台は他の大会と違い特別な緊張や悔しさ、嬉しさがあった。何よりも世界の舞台で勝つことの難しさを実感した。今回は悔しい結果になったが、五輪の経験を持って、今季からのイタリアリーグに挑戦し、さらに成長したい」と語り、また和田選手は「五輪の舞台をすごく楽しむことができた。次のロス五輪に向けて、個人のスキルアップを図るとともに、与えられたチームの役割を自信を持って果たせることができるよう、守備やレフトも磨いて、チームを引っ張りメダルを取りたい」と次の目標に向けて、抱負を語りました。
在校生から「高校時代に学んだことは現在も生かされていますか」、という質問に対して、福留選手は「高校生活ではバレーボールだけでなく、勉強の時間も大事にしていた。文武両道の中で大きく成長できたと思うので、どちらかだけをするのではなく、両方挑戦して欲しい。 高校時代にしかできないことがたくさんある。部活も勉強も今しかできないことを全力で楽しんで欲しい」と答え、また和田選手は「相手のことを思いやって丁寧にプレーをする、という考え方は、どの舞台・試合でも大切にしている。高校時代に一生懸命真面目に取り組んできたことは、必ず将来につながるので、いろいろなことにチャレンジして欲しい。」と答えました。
福留選手や和田選手、日本代表チームの皆さんの、毎試合、胸を熱くする素晴らしい戦いに日本中大きな感動と勇気をもらいました。
2028年ロサンゼルスオリンピックでの活躍も楽しみにしています!