ランビーノゼミがタイのタマサート大学と国連難民高等弁務官アジア太平洋局を訪問しプレゼンテーションを行いました

 2024826()831()、経済学部経済学科・ランビーノ,パラガス教授ゼミの3回生8名が、タイ合宿を実施しました。2024年度前期ゼミの成果を発表し学びを深めることと、タイのタマサート大学生との交流を通じて異文化理解や相互に学びあうことを目的としています。

 タマサート大学経済学部生15名との交流プログラムでは、現地学生が企画したキャンパスツアーで交流を深めたのち、両大学がそれぞれ学びの成果を発表しました。本学からは2つのチームにわかれ、「Aging population and declining birthrate in Japan(日本の高齢化と出生率の低下)」と「Japan's automotive industry(日本の自動車産業)」をテーマに英語でプレゼンテーションを行いました。

 次に、タマサート大学政治学部生25名との交流プログラムでは、現地の教員による国際組織に関する講義を受講した後、両大学混成チームで国際組織と課題への対応をテーマにグループディスカッションを行いました。ディスカッションの成果はクラス全体に発表し教員からフィードバックを受けることでさらに理解を深めました。
  

 また、同時期にタイ合宿を実施していた、本学経営学部の平尾毅教授ゼミと合流し、国連難民高等弁務官アジア太平洋局を訪問しました。現地の日本人スタッフから難民状況や課題について説明をいただき、その後、両学部混成チームでグループディスカッションと各グループの発表を行いました。
  

 プログラムの最後は、学生らが企画した行程で文化施設や寺院を訪問し現地の文化や食事、観光を楽しみました。

 参加した学生は「タイ合宿での国際交流は、言語の壁を超えた貴重な経験となりました。英語力に不安がありましたが、笑顔でジェスチャーを交えながら国際組織と環境問題について議論できたことは、大きな自信につながりました」「タマサート大学の学生や現地の人々との交流を通じて、視野が大きく広がり、言葉以外のコミュニケーション手段の重要性も実感しました。この経験は、将来のグローバルな活動への第一歩となりました。」と感想を述べました。
  

ランビーノ教授コメント
 ほとんどの参加学生にとって初めての海外体験であり、全員が初めてのタイ訪問でした。タイでは、日本とは異なる多様な交通システムや独特の建物デザイン、文化が異なる人々、さまざまな匂いや料理の味に触れ、学生たちは多くの刺激を受けました。現地の文化に直接触れ、交流先の学生たちと共に学びあい、一般の人々との交流を通じて新たな視点を得ることができました。この海外での学びは、参加学生一人ひとりにとって自己を豊かにする重要なプロセスであり、外の世界を自分の内に取り入れる貴重な機会となったことでしょう。

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