文学部歴史遺産学科・中久保 辰夫准教授のゼミ生が高島市教育委員会に協力し、高島市にある古墳時代後期の北牧野古墳群の調査を実施しました。
北牧野古墳群は、副葬品の特徴などから、大和政権を支えていた有力者の古墳群ではないかと推測されており、6世紀後半から7世紀の小型や中型の古墳を中心に100基余りが確認されています。
地中にある古墳の位置を確認するため、レーダーで調べる専用機器を使用し、調査を行いました。今回の調査結果をまとめ、2025年にさらに本格的な発掘調査を行う予定です。
中久保准教授は「日本古代国家の形成 その過程を如実に示している遺跡であると思います。調査することによってどういうふうに古代国家が成熟していったのかがより鮮明になってくるかなと思います」と話しました。
なお、この取り組みはNHK京都「京いちにち」でも紹介されました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/otsu/20241030/2060016971.html