2025年1月20日(月)、経営学部経営学科の「技術経営論」(授業担当教員:平尾毅教授)の講義において、米倉誠一郎客員教授が講演会を行いました。米倉客員教授は、一橋大学名誉教授で現在は県立広島大学大学院経営管理研究科長であります。また、ソーシャル・イノベーション・スクールの学長も務められており、その他、多岐にわたる役職をお持ちです。講演会のテーマは「Think Different:人と違うことを恐れない」でした。
OECD各国の労働生産性や平均賃金ランキング、日米時価総額の指標を示しながら、日本の置かれている経済状況について、現実を直視することが重要であることの説明がありました。その上で生産性を向上させるための取り組みとして、DXやデータトリブン、イノベーションなどの海外の具体的な事例が次々に紹介されました。
授業は参加学生と対話しながら進みました。学生の意見を受け止めつつも、学生の視点や発想の変化につながるようなアドバイスをいただき、明るく和やかな雰囲気の中にも緊張感のある授業となりました。今後は、企業も社会人も変化の激しい時代を生き抜くために「未来を想像し、創造する力」や「創造力のあるチームワーク」が求められていることを学びました。米倉客員教授の語る内容と本学のタグライン「変化を楽しむ人であれ」の共通点も感じました。これからの学生生活や就職活動、さらには社会人生活にも生きる貴重な授業になりました。