【心理学科】「マーケティング調査演習」における調査と報告会の実施

 心理学科の専門科目「マーケティング調査演習」を受講する健康科学部心理学科※3回生12名、4回生2名、通信教育課程の正科生2名が、滋賀県の草津駅東口近辺の3箇所の商業施設(Lty932、近鉄百貨店草津店、くさつ平和堂)において、来街者を対象に調査を実施しました。さらに、収集したデータを分析し、まとめた内容を報告会にて発表しました。

 「マーケティング調査演習」は、社会調査法や心理統計、心理学などの基本的な知識を社会において実践的に応用し、調査方法の工夫や調査票の項目設計、実査、分析、発表といった一連の流れを経験することができる授業です。今年度は、20241123日(土)に滋賀県草津駅東口近辺にあるLty932、近鉄百貨店草津店、くさつ平和堂の3箇所において調査を実施し、99名の来街者にご協力いただきました。調査では、来店目的や立ち寄った店舗、草津駅東口や各店舗の良いところや悪いところ、改善のアイデアなどについて尋ねました。後日、そこで得られたデータを質的、量的に分析しました。
 2025218日(火)にKirariE草津において調査結果の報告会を実施しました。報告会は、草津市役所都市地域戦略課や草津まちづくり株式会社、各商業施設の関係者をお招きして実施しました。各商業施設の調査結果について、Lty932では夕方の利用頻度が多いこと、近鉄百貨店草津店では感じの良さや清潔さなどのポジティブなイメージがあること、くさつ平和堂では近所から徒歩または自転車による来店が多いことなどを学生たちが報告しました。
 学生たちによる発表の後に、お招きした関係者と学生たちが報告内容などを踏まえて意見交換を行い、今後の草津駅東口および各商業施設をどのようにさらなる発展につなげていくかについて活発に話し合われました。報告会の閉会にあたって、関係者の方々から、普段は直接聞く機会の少ない学生の視点からの意見やアイデアに新たな気づきを得たとの労いの言葉をいただきました。学生たちにとっても、地域社会の抱える課題を直接聞くことができ、貴重な学びの経験となりました。

※総合心理学部の開設に伴い、20234月より健康科学部心理学科は学生募集を停止しました

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