2025年7月5日(土)、ハートピア京都大会議室にて「たちばな みんな得する!保育・教育まなびセミナー2025」第2回講座「園の心理職配置(多職種連携)とその効果について」を開催しました。講師には社会福祉法人美樹和会顧問の塩谷索先生をお迎えし、保育施設職員を中心に13名の方が参加されました。
講演では、まず美樹和会が取り組む特色ある活動について紹介がありました。山の家での自然体験や、ビュッフェ形式の給食とその販売、卒園生が通う児童館など、これらはすべて保育士と栄養士・作業療法士・児童厚生員・心理士といった多職種との連携から生まれた成果だと説明されました。
続いて本題の「心理士配置(多職種連携)とその効果について」、導入経緯や、現場での変化について詳しく解説がありました。塩谷先生によれば、現在は各専門職の知識や技術が融合し、子どもたち、保護者、職員すべてに大きなメリットをもたらしているとのこと。ただし、そこに至るまでには様々な課題があり、その対応策についても具体的に語られました。最後に、美樹和会が目指す「ユニバーサルデザイン保育」の理念とその実現に向けた取り組みが紹介され、講演は締めくくられました。
質疑応答では「心理士の雇用や山の家の建設における経営的な工夫」「保育園に作業療法士が常駐することの利点」など、具体的な質問が多く寄せられ、活発な意見交換が行われました。
次回は8月2日(土)に「小学校教員のための仕事に活かせるAI(人工知能)活用術」(オンライン講演)を予定しています。
ぜひご参加ください!