介護や生活支援を提供する複合型の福祉施設「香東園やましな」(京都市山科区)と、健康科学部理学療法学科が連携し、高齢者を対象とした取り組み「あたまの健康チェック」を実施しました。
本取り組みは、2025年8月12日(火)から4日間にわたり、施設を利用する高齢者の方を対象に行いました。理学療法学科の3回生(兒玉隆之教授・西本和平助教ゼミ)と大学院生が参加し、教員の指導のもと、認知機能検査や抑制課題における脳活動(脳波)の測定を行いました。
実施にあたっては、参加者が自身の脳の特徴や認知機能の状態を理解し、日常生活における健康行動につなげられるよう、検査結果を即時にフィードバックし、簡単なアドバイスを行いました。
認知機能低下の予防には、まずは自分の状態を知ることが大切です。参加者にとっては、自身の脳の状態を知ることが健康維持・向上のきっかけとなり、学生との交流が脳への刺激にもつながりました。また、学生たちは検査や測定を通して地域の高齢者と交流しながら貴重な学びを得ることができました。
本学は今後も、地域施設とのつながりを大切にしながら、健康づくりや安心して暮らせる地域づくりに役立てるよう取り組んでまいります。