【経済学科】金武ゼミが祇園祭のボランティア体験学習を実施

 2025年77日(月)、経済学部経済学科・金武創教授の3回生と4回生のゼミ生合計16名が、京都の夏の風物詩である祇園祭のボランティア活動に参加しました。
 

 
 金武ゼミでは、文化経済学の観点から「京都の文化的な魅力や資源がどのような経済的価値を生むのか」「それらが地域発展や文化の維持・継承をどのように支えているのか」をテーマに学んでいます。 
 今回のボランティア活動は、京都に関連する旅行企画や文庫シリーズの編集発行などを手掛ける株式会社らくたびとの連携による「歩いて楽しいまち京都観光プログラム」の取り組みのひとつとして実施しました。

 学生らは当日、国の登録有形文化財や京都市の景観重要建造物にも指定されている「らくたび京町家(旧村西家住宅)」に集合。祇園祭に関する解説を聴講後、山鉾のひとつである「郭巨山(かっきょやま)」のちまき作りを体験しました。地域の方々とともに担い手側として祇園祭に関わることで、人々の絆や文化の維持・継承といった無形の価値への理解を深めることができました。
 

 
 経済学部経済学科4回生・和田彩さんは「昨年度に引き続き2年連続で参加させていただきました。このゼミに入らないとできないとても貴重な経験をさせていただいていると感じました。特に観光業界の社会人の方と近い距離でお話をできたことは、学びを深めることとともに、今後の自分の進路について考えるうえでとても有意義なものとなりました。先輩・後輩間で、ちまきの作り方や就活アドバイスなどを話題として交流できたこともよかったと思います」と話しました。

 経済学部では、体験を通して京都の文化と観光、まちづくりや公共政策についてより深く学び、考える機会を設けています。また、学年を越えた学生同士の交流、コミュニケーション力の涵養も大切にしています。

2025年度一覧へ