2025年10月29日(水)、京都橘大学明優館において、救急救命学科が京都市立大宅中学校3年生87名を対象に救急救命講習会を実施しました。講師は池邨行弘助教と森保彦助教が務め、同学科の学生も補助として参加しました。
講習会は2部構成で行われました。「Push講習会」では、映像を用いて一次救命処置の重要性を学んだ後、トレーニングキットの「あっぱくんライト」を使用しながら胸骨圧迫とAEDの使用方法を体験しました。中学生たちは真剣な表情で講師や学生の説明に耳を傾け、いざ実技に挑戦すると、互いに声をかけ合いながらリズムよく胸骨圧迫を行う姿が印象的でした。


「応急手当と手洗い講習」では、画像や映像を見ながら正しい手洗い方法を学び、止血法や意識障害時の対応など、日常生活でも役立つ応急手当を体験しました。楽しみながらも一つひとつの動作に真剣に取り組む中学生の姿から、命を守る技術を学ぶ大切さが伝わってきました。
今回の講習会は、地域とのつながりを深めるとともに、救急救命学科の学生にとっても知識の定着とコミュニケーション能力の向上の貴重な機会となりました。今後も本学では、大宅中学校をはじめとする地域の学校と連携し、地域の防災力・応急対応力の向上に貢献していきます。