2025年10月14日(火)、京都橘高等学校にて高大連携授業を実施しました。この授業は高校で展開する「橘みらい講座」の一環であり、生徒は複数用意された講座の中から自身の興味関心がある講座を選択することができます。高大連携授業は、生徒が早期に大学の専門分野の学問に接することで各自の興味・関心を明確にし、学習意欲の向上を図り、大学における学びへのスムーズな移行を目的としています。
授業は(1)「大学知へのマインドセット」クラス、(2)「看護医療入門」クラス、(3)「TachiTech」クラスを用意しており、看護医療入門とTachiTechの両クラスでは、提示された課題に対して取り組み、最終回となる第3回目の授業で発表を行いました。
「TachiTech」クラスは理系学部への進学を考えている生徒を対象に開講され、2026年4月開設の「工学部ロボティクス学科」小野哲雄学科長が講師を務めました。「四足歩行ロボの有効活用アイディア」を考え、実際にロボットのプログラミングを組むという課題に対して、各自が発表を行いました。生徒たちはロボットを使用する環境の想定や動作、工夫した点について説明後、実際に自身がプログラミングした通りに動作するか、期待と緊張のまなざしでロボットの動きを見守りました。




「看護医療入門」クラスは看護医療分野への就職希望者を対象に開講され、「健康科学部救急救命学科」黒﨑久訓先生が講師を務めました。本クラスでは「救急医療の課題と解決策」をテーマに各グループがテーマ設定と調査を行い発表に臨みました。発表では、テーマに関連する最新の制度変更や自治体の取り組み例が取り上げられるなど、黒﨑先生からは「テーマ設定が面白かった、よく調べていたと思います」と講評が行われました。




京都橘学園では、大学、中学校・高等学校、こども園が互いに交流し、教育連携することで学園内の多様な学びを推進しています。本学では今後も、総合学園としての一貫教育を通じて学生・生徒・園児の成長につながる取り組みを続けてまいります。