健康科学部理学療法学科の兒玉隆之教授が、研究室に所属する2名の大学院生(健康科学研究科D2伊藤大輝さん、同D1前田康太さん)を伴い、2025年12月4日(木)にTokyo Innovation Base(東京)で開催された「UniverSeeds EXPO 2025」(主催:関西イノベーションイニシアティブ(KSII)、三井住友銀行(SMBC))にて、特許技術の出展とプレゼンへの登壇を行ないました。

ブース前でのひとコマ(左から、兒玉隆之教授、D2伊藤大輝さん、D1前田康太さん)
本イベントは、大学発の最先端研究やスタートアップ技術の実装・産学連携を促進するマッチングイベントであり、本学にとっても研究成果の社会実装を目指すための貴重な機会となりました。
兒玉教授は、約30年にわたる脳波研究に基づき開発した特許取得済みシステム "iNems"(imagery Neurofeedback-based multi-sensory systems)を核とした、神経リハビリテーションや感性評価の社会実装の可能性について紹介。また、脳波を用いて「こころとからだ」の統合的理解を追求する研究成果が、ヘルスケア企業、モビリティ・製造業、ウェルビーイング関連企業など多様な分野における事業化や共創の可能性を秘めていることを強調しました。


ポスター展示やプレゼンにおいては、脳卒中後の機能回復を支援する革新的リハビリテーション技術としてのiNems(特許第6553492号)を核とした神経リハビリテーションや感性評価の社会実装の可能性について紹介し、多分野との共創が進む展望を語りました。
プレゼンには多くの来場者が集まり、ポスター展示では熱心にディスカッションを重ねる様子が見られました。
本学は今後も、社会変革につながる研究・技術の発信を積極的に支援し、産学連携・社会実装を通じた価値創出に取り組んでまいります。
■「UniverSeeds EXPO 2025」イベントページ
https://ksii.jp/event/use2025
■兒玉研究室ホームページ
https://www.tk-lab.net/