【経営学部】身近な「たまご」から考える、物流と創造性― 桑ゼミ「たまごプロジェクト2025」―

 経営学部・桑海侠准教授のゼミに所属する2回生が、「たまごプロジェクト2025」に参加しました。
 本プロジェクトは、生たまご10個を題材に、学生一人ひとりが自由な発想で梱包方法を考案し、他大学のゼミへ発送する実践型学習です。
 本学における「たまごプロジェクト」は、今回で5年目を迎えます。本年度は、本学経営学部・桑海侠ゼミと明治大学商学部・町田一兵ゼミ、福島大学経済経営学類経済学コース・朱永浩ゼミが参加する共同プロジェクトとして実施されました。

 学生は、環境への配慮と独創性の両立を意識しながら梱包を設計し、指定された大学のゼミへ作品を送りました。到着時のたまごの状態に加え、梱包デザインの工夫や独自性などを総合的に評価することで、「安全に運ぶ」だけでなく、「どのように運ぶか」という物流の本質を多角的に考察しました。なお、配送中に万が一破損が生じても配送業者に負担がかからないよう、安全面にも十分配慮して設計をしています。

 評価は、事前に参加大学間で合意された「重さ」「サイズ」「外観の完成度」「梱包のユニークさ」「有効かつユニークな梱包素材」「環境への配慮」「材料の入手のしやすさ」「梱包の簡単さ/開封時の手間」「破損状況」「たまごを取り出した際の状態」という10項目の評価基準に基づいて実施されました。
 その結果、本学の参加学生の中では中島穂香さん(経営学部2回生)の作品が最も高い評価を獲得。段ボール、トイレットペーパーの芯、オレンジジュースの紙パックといった身近な素材を活用し、10項目すべてにおいてバランスよく完成度の高い梱包を実現したことが高評価につながりました。

中島さんの作品紹介

 さらに、明治大学の学生による採点結果を受け、本学の学生は自らの作品を振り返り、段ボールを活用した外箱設計の再検討に取り組みました。内装品のサイズに合わせた外箱を新たに作成し、物流における「無駄の削減」や「効率性」を意識して再度チャレンジしました。

外箱設計の再検討を行う様子

 学生同士による作品の相互評価や、3大学合同の共同研究発表会を通じて、優秀作品を紹介し合いながら、ユニークさを生み出す包装の新たな価値、物流が果たす社会的役割の重要性について活発に意見を交換。実践と対話を通じて学びを深める、充実したプロジェクトとなりました。

 参加した学生からは、「荷物の大きさに合わせて外装を工夫することが、無駄の削減につながり、今後の生活にも活かせると感じた」「相手の立場を考えて梱包する視点の重要性を学んだ」「環境にやさしい素材を選びながら工夫する難しさと面白さを実感した」といった声が寄せられ、多くの学びを得ることができました。

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