新型コロナウイルス感染症について(学長メッセージ)

教職員の皆さま

 

 平素は本学の教育にご尽力いただき、洵にありがとうございます。

 今年度は新型コロナウィルス感染の蔓延により、4月当初より面接授業が実施できない状況と判断するに至り、遠隔授業を実施してまいりました。皆さまには、新たな形態の授業やその実施のための支援をいただき、ご協力に感謝いたします。

 さて、連日の報道でご存知のことと思いますが、我が国における新型コロナウィルスの感染者の増加に歯止めがかからず、国の緊急事態宣言は全国におよびました。5月6日までの外出自粛措置は、今後延期される可能性があります。そのような情勢にあっても、大学には一定の水準の教育を実施せねばならない責務があり、学生と教職員の健康と生命の安全を確保しつつ学生の学修機会を提供する方法として、今後も遠隔授業を継続していくことが考えられます。文部科学省からも、高等教育局長通知によって遠隔授業の活用が勧められています。京都府・京都市も、法令にもとづき大学への休業要請を発出しています。京都市内の他大学でも、すべての前期授業を遠隔授業とする方針が出されるところが日に日に増えており、さらなる波及が予想されます。

 上記のような情勢の下、本学では、5月12日より面接授業の開始を予定しておりました方針をあらため、原則として全ての前期授業を遠隔授業として実施することを決定しました。

 本学では、4月7日から遠隔授業の経験と実績をつくりつつありますが、学生指導のさらなる充実、学生の通信環境の整備など、課題も顕在化しています。これらに関し、学内外の有識者や先行例から学び、このような状況下でも最善をつくして、できるかぎりの良質な教育と学修環境を学生に提供していきたいと考えています。教職員のみなさまにおかれては、これらの方針の学生への周知徹底と具体化、各種の準備、引き続きの手厚いご指導の程を宜しくお願いいたします。

 今後の遠隔授業の形態・方法につきまして、ただ今教務部でその具体的な方策を検討・準備していますので、4月30日までにはご案内・提案させていただきます。

 学生に対しても、今後の遠隔授業の具体的な方法や日程について、4月30日までに詳しく伝えていきたいと考えています。

 今後も刻々と変化する状況に応じて対策を立てていきます。引き続き、みなさんのご理解とご協力をいただきますよう重ねてお願い申し上げます。

 

 2020年4月22日
            京都橘大学 学長 日比野 英子

(京都橘大学新型コロナウィルス対策本部長)

 

 

■学長メッセージ(更新履歴)

2020年4月14日

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