シンポジウム「中臣(藤原)鎌足と阿武山古墳」で猪熊兼勝本学名誉教授がコメント

 12月22日、シンポジウム「中臣(藤原)鎌足と阿武山古墳」が高槻現代劇場(高槻市野見町)において開催され、大化の改新で知られる中臣鎌足の墓である可能性が指摘されている阿武山古墳について議論された。猪熊兼勝本学名誉教授は、発掘時に出土した鎌足よりも後の時代のものとされる須恵器にふれ、「中臣家(藤原家の前身)は神への祭祀をつかさどる家系。土器は儀式用に代々受け継がれた可能性がある」と指摘した。

【2014年1月8日 朝日新聞に掲載】

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