2022年7月5日(火)~7日(木)のお昼休みに、経済学部経済学科・経営学部経営学科・工学部建築デザイン学科2回生の学生チームが、アカデミックリンクス1階で「リポビタンDを通して頑張る人を応援する」イベントを開催しました。
これは、「クロスオーバー型課題解決プロジェクト」※の授業の一環で実施したもので、大正製薬株式会社からの課題に取り組む、経営学部・瀨良兼司専任講師クラスの学生9人が、イベントの企画立案から実施までを一貫して行いました。
イベント実施に至るまでに、まずはマーケティングの観点でリポビタンDを分析し、課題として"若者の認知度向上"を設定しました。ターゲットは本学の「頑張っている学生」とし、インサイト(本人が意識していない本音や動機のこと)や環境分析などについて、マーケティングで使用する様々なフレームワーク(共感マップやカスタマージャーニーマップ、サービスブループリントなど)を用いてグループワークや調査をおこない、企画内容をまとめていきました。
当日は、リポビタンDに関する簡単なアンケートに答えてくれた方に、リポビタンDを配布し、同商品のCMやポスターで興味関心を高めるきっかけづくりを行いました。アンケートや呼び込みなどをチームで役割分担しながら実施し、3日間で計357本を配布しました。
イベント終了後には、振り返りの時間が設けられ、学生たちが良かった点や改善点などを発表しました。学生たちは、「1日目の実施後に人通りが把握でき、2日目以降に誘導導線を変えたことで、より多くの人に配布することができて良かったです。また、リポビタンD の認知度向上にもつながったと思います」と話し、試行錯誤の繰り返しが良い結果につながり、今回の取り組みを通して自己成長できたことが伝わってきました。
また、大正製薬の担当者の方は、「授業やイベント回数を重ねる毎に、学生の皆さんの成長を感じとることができました。チームで立てたプランに対して、毎回、次の課題を見つけて実践してくれました。実社会においても課題解決に正解はありません。この経験はきっと皆さんの将来に役立つと思います」と話されました。
それぞれの専門分野の知識を活かしながら、企業の課題解決に向けて企画立案・実施・改善という一連の流れを経験できたことは、学生にとっても貴重な学びの機会となりました。これらの経験が、今後の学生生活や卒業後のキャリア形成をより良いものにしてくれることを期待しています。
※「クロスオーバー型課題解決プロジェクト」の詳しい詳細はこちら