2023年2月11日(土)、学生団体AVOが無印良品京都山科で京野菜を使った寄せ鍋の試食イベントを開催しました。
学生団体AVOは、京都市「学まち連携大学」促進事業に採択された、学びを活かして地域の課題解決に取り組む「学まちチャレンジ!プロジェクト」の有志学生団体で、団体名のAVOには「area(地域)に対してvitalityをもってorganize(組織)していこう」という思いが込められています。
今回の試食イベントは、地域住民と学生への京野菜の認知度向上を目的としています。京野菜の現状や課題、消費者の声を調査・分析し、無印良品京都山科へ企画内容をプレゼンするなど、イベントの企画から運営まで全てを学生主体で取り組み、実現しました。
試食の提供は、一般的な寄せ鍋の具材に加え「九条ねぎ」「みず菜」「金時にんじん」の3種類の京野菜を使用し、炊き出しスタイルで実施しました。また、鍋を試食していただいた方に京野菜の認知度アンケートを実施し、京野菜の現状を調査しました。
イベント当日は、家族連れや主婦など幅広い年齢層の方に試食していただき、目標の100食を2時間半で達成し、盛況のうちに終了しました。
実際に試食した方からは「とてもおいしかった」「普段食べている野菜より香りを強く感じた」「金時にんじんの色が鮮やか」「京野菜は値段が高いから、なかなか手が出せない」といった様々な声がありました。また、認知度アンケートでは「今後も京野菜を購入したいか」の問いに対して、ほとんどの方が「購入したい」と回答し、今回のイベントが京野菜に興味を持ってもらうきっかけにつながりました。
イベント終了後、AVOの学生は「現状分析と課題の発掘が難しく、何度も壁にぶつかりましたが、楽しみながらできました。また、用意する野菜の数や来客数を事前に想定する難しさも実感しました。今回のイベントを通して、行動力や積極性、リスクヘッジの重要性を学ぶことができました。さらに山科地域への愛着も強くなりました」と話しました。