心肺蘇生講習「たちばなPUSH講習会」を開催

 2023年5月31日(水)、中央体育館大アリーナにて、心肺蘇生講習「たちばなPUSH講習会」を開催しました。正しい心肺蘇生の手順を習得し、緊急時の対応能力を高め、スキルを身につけるために救急救命学科の教員と有志学生が指導員となり、課外活動団体に所属する学生約220名が受講しました。

 本講習会は、学生たちが心肺蘇生の中でもっとも重要な胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方を身につけることで、突然倒れた人の救命率向上をめざすことを目的としています。受講学生は、トレーニングキットを使用して倒れた人への声掛けや、2人1組で交互に胸骨圧迫(心臓マッサージ)などを行いました。また、救急救命学科の学生がAEDをどのように使用したらよいのかを説明。受講学生は真剣な様子で救命処置について学びました。

 救急救命学科・西本泰久教授は、PUSHには、①胸をPUSH(胸骨圧迫)、②AEDのボタンをPUSH、③あなた自身をPUSH(倒れた人に声を掛ける勇気、自分の背中押す)という3つの意味が込められていることを説明し、「失敗を恐れず、行動してください」と学生たちに語りかけました。

 今後は約6,400人の本学の学生全員が受講できるような体制を整えていく予定です。

<受講学生の感想>

■弓道部主将・松山卓生さん(現代ビジネス学部都市環境デザイン学科4回生※)
 大学生活や部活動だけでなく、社会に出たときにも役に立つ講習だと思いました。
 これまでも救命講習を受けたことがありますが、忘れていた部分もあったので、学びなおすとてもいい機会になりました。定期的に実施されるといいなと思いました。

■サッカー部・松田龍之介さん(現代ビジネス学部経営学科4回生※)
 私は部活動で脳震とうを起こし意識を失った経験があるので、他人事ではないと感じました。講習を受ける前は、AEDの使い方がわからないので助けを呼ぶくらいしかできないと考えていましたが、AEDが音声で説明してくれると知ることができました。今後人が倒れていたら積極的に協力しようと思いました。

※経済学部、経営学部、工学部の開設に伴い、2021年4月より現代ビジネス学部は募集を停止しました。

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