工学部情報工学科の学生が、オリジナルゲームの制作発表会を実施

 2023年9月12日(火)、工学部情報工学科1回生の学生7人が、「情報工学実践」の授業で、SDL(Simple DirectMedia Layer)※を用いたオリジナルゲームを制作し、成果発表会を行いました。「情報工学実践」では、情報工学に関わる技術の実社会への応用を意識した、実践的かつ主体的な学習を行うことを目的としています。
 10日間の夏期集中講義として行われた本授業で、学生たちは、プログラミングの基本言語の一つであるC言語の応用処理を習得し、個人またはグループで、ゲームの企画提案や開発計画の立案を行ってきました。学生たちは、授業時間以外にも大学に通い、担当教員のアドバイスを受けながら作業を進め、オリジナルゲームを完成させました。
 公開授業として実施された制作発表会では、前半に各グループから、ゲームの概要、キャラクター設定、操作方法、制作に際し苦労した点などが発表されました。学生たちが制作したゲームは、謎解き脱出ゲーム、RPG、陣地取りゲーム等、バラエティに富んだ内容で、各チームそれぞれの特色が現れた発表となりました。後半は、参加した聴講者を交えてゲームを体験する時間が設けられ、制作した学生たちの説明を聞きながら、聴講者もゲームに挑戦していました。学生たちが制作したゲームのクオリティーの高さに、教室では驚きの声があがっていました。

 

 授業を担当した工学部情報工学科の西出俊准教授は「今年度はネットワークをつないで遊ぶゲームを初めて制作しました。通常のゲームよりも難易度が高いといわれていますが、それが形になり、今後のゲーム制作につながる成果が得られたことが良かったと思います」と話しました。
 学生たちは「サーバとクライアントで処理を分けるところに苦労しました」「イラストを全て手書きで、物語もオリジナルで制作できたところが良かったです。理想のゲームを実現するには時間がかかることを身をもって知りました」と話しました。
 
※SDL(Simple DirectMedia Layer)はグラフィクス、サウンド、ジョイスティック、スレッド、タイマーなどの機能を持つ、マルチメディアを扱うためのライブラリである。Linux、Windows、MacOSなど様々なOSで使用可能であり、C言語、C++、Javaなど複数のプログラミング言語にも対応している。

 

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