経済学部・髙山ゼミ「2023年度現代政治法律学生コンペ」において最優秀賞を受賞!

 2023年10月28日(土)・29日(日)に本学で初開催された日本政治法律学会(JPLAS)・2023年度秋季研究大会の「2023年度現代政治法律学生コンペ」において、経済学部経済学科髙山一夫教授のゼミ3回生6名の報告が最優秀賞に選ばれました。

 日本政治法律学会(JPLAS)は、政治学、法律学、公共政策学の3学会が合同した学会です。隣接領域の大学教員が一堂に会するとともに、学会理事に報道関係者や政治家も参加することで、実践的な課題にしっかりと向き合う活動をしています。また、例年の研究大会では学生コンペも開催しており、複数の審査員による厳格な審査がなされています。

発表テーマ
「一都市部における労働者不足について~介護従事者不足の観点から~」

概要
都市人口の増加により都市部での介護の需要は高まっているが供給が伴っておらず、都市部ほど介護従事者不足が深刻な状態であること、介護従事者の雇用とその継続を促す施策が政策レベルで必要であることを発表しました。

発表者
中嶌優斗さん、竹中萌恵さん、北川翔さん、金子和功さん、杉中亜優さん、千葉祐莉さん

 講評では、現代日本の喫緊の課題である介護従事者不足について、しっかりと先行研究をレビューしたうえで、どう労働意欲を高めるかという観点から、国と京都府の取り組み事例を考察し、独自の提言をしたこと、また、利用者マナーをどう向上させるかという重大な指摘を行っている点が評価されました。他方、これまでの介護従事者の働きかたに依拠し続けられるのか、そもそも介護保険制度の持続可能性はあるのか等について、さらに掘り下げて検討すべきとの助言もいただきました。

■学生のコメント
千葉祐莉さん「選ばれると思っていなかったのでびっくりしました。スライドを作成するにあたって、全員が集まる機会が少なく、グループワークがなかなか出来なかったことが大変でしたが、先生のアドバイスを受けつつ論理的にストーリーを組み立てることが出来ました」
中嶌優斗さん「スライドの構成がしっかりしていたことが選ばれた要因ではないかと思います。発表の際は、聞いている人の反応をみながら関心のありそうな箇所はより深く話そうと考えながらプレゼンしました」

■髙山一夫教授のコメント
プレゼンが上手だったこと、政策の提案がきちんと出来ていたことが評価された点のひとつだと思います。評価いただいたことは学生達の自信にもつながりますし、今回の発表は卒業研究にも生かすことが出来ます。また下回生にも良い刺激になると思います。今後は、論文の形にして発表できればと考えています。

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前列左から金子和功さん中嶌優斗さん、北川翔さん 後列左から杉中亜優さん、髙山一夫教授、千葉祐莉さん

<関連情報>
日本政治法律学会(JPLAS)HP

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