2023年12月10日(日)、様々な世代が交流できる地域拠点を目指し、「たちばなこども食堂」を開催しました。昨年から開催されているこの取り組みは、孤食問題や子育て支援、環境問題、伝統産業の活性化など、様々な社会問題について学生とともに考え学ぶ機会としても位置付けています。
当日はお弁当を1個200円で販売し167食を販売しました。お弁当の販売のほかにも、本学と京都薬科大学との共同学生団体「ME-ME(ミーム)」によるわたがしブースや、社会福祉法人京都障害者福祉センターが管理運営している「京都市やましな学園」によるアイスクリームの販売ブースも出店され、食後に親子でわたがしやアイスクリームを楽しむ姿が見られました。また、京焼・清水焼の絵付け体験やオリジナルエコバッグ作り体験など、学生団体による様々な企画が催されたほか、発達教育学部児童教育学科の学生団体「げんKids☆応援隊」による「クリスマス企画」も同時開催されました。「クリスマス企画」では、クリスマスカード作りやビンゴ大会などが行われ、参加した地域の子どもたちと学生が一緒になって楽しみ交流できるイベントとなりました。
「たちばなこども食堂」に参加した子どもたちの保護者からは、「大学生がたくさんお話ししてくださって、子どもがすごく楽しんでいました」「綺麗な食堂でスタッフさんも親切に対応していただいたので、大変満足しました。次回も定期的に開催されることを楽しみに待っています」といった声が聞かれました。学生スタッフとして参加した「こどもサポート研究会」の石田琴音さん(総合心理学科・2回生)からは、「普段の大学生活では経験できないことなので参加できて良かったです。また今回の活動を通して、ここは良かったな、今度はこうしたいと思うことができたので、次回も参加したいと思いました」と話し、地域の子どもたちや保護者の皆さまとの交流から学生自身も学びを得ることができたようです。
会場には、山科青少年活動センターのご協力のもと、山科区の子ども食堂を紹介するブースを設置し、「やましなの子ども食堂MAP」や近隣で運営している子ども食堂のチラシ配布を行いました。このブースは実際に山科区で活動されている「子どもお弁当食堂サンフラワー」の方にご担当いただきました。今後も山科地域で実施されている子ども食堂と連携しながらそれぞれの想いを広く周知し、必要な支援が行き届くように、また地域の活性化に少しでも貢献できるよう活動を展開していきます。