2024年2月6日(火)、京都ブライトンホテルにて第42回京都府文化賞の受賞式が開催されました。当日、文化芸術活動において顕著な業績をあげたとして、田端泰子本学名誉教授がもっとも権威のある特別功労賞を受賞しました。
この賞は1982年度に創設され、京都府における文化の振興と発展を図るため、京都文化の向上に寄与された方の顕彰を行うものです。田端名誉教授は、受賞者を代表して挨拶を行い、女性史研究における自身の取り組みなどに触れながら、新しいものも積極的に取り入れていく京都文化の懐の深さについて思いを語られました。
田端名誉教授は、1964年に京都大学文学部を卒業。1986年に『中世村落の構造と領主制』にて京都大学文学博士を取得。1980年に橘女子大学※の教授となり、2004年~2010年には京都橘女子大学※の学長を務め、2011年に本学名誉教授の称号を授与されています。 中世後期の村落構造に関する研究のほか、女性史研究の第一人者でもあり、中世の女性が果たした役割や地位の解明に取り組まれ、その活躍や功績は高く評価されています。現在も、教鞭を執られておられ、また、広く一般に向けての講演活動や、後進の育成に尽力されています。2011年~2017年に京都市男女共同参画審議会会長を務め、2021年に京都市文化功労者として表彰されるなど、京都市市政にも多大な貢献をされました。
※いずれも現・京都橘大学
<関連情報> 京都府のホームページ
https://www.pref.kyoto.jp/bungei/bunkasho.html