2024年2月11日(日)から2日間に渡り、第11回日本筋骨格系徒手理学療法研究会学術大会が開催されました。開催期間中に発表された数多くの演題の中から、健康科学部理学療法学科の安彦鉄平准教授が発表された研究内容が優秀賞を受賞しました。
日本筋骨格系徒手理学療法研究会は日本理学療法学会連合の学術団体であり、徒手理学療法を学び実践している理学療法士のグループです。国際整形徒手理学療法士連盟の標準カリキュラムを修了した運動器徒手理学療法認定士が数多く所属し、その認定登録も行っています。
当該団体の学術大会は全国規模で行われ、優秀賞の受賞は本学として初となります。
注)受賞は優秀賞と奨励賞の2種があり、優秀賞は最も権威ある賞となります。
【安彦准教授の受賞コメント】
この度は、光栄にも優秀賞を受賞することができ、大変嬉しく思っております。
本研究は、山科中央老人福祉施設との3年間にわたる共同プロジェクトの成果であり、多くのご支援とご協力を頂きました。
この研究を進めるにあたり、私はゼミの学生たちとともに測定を行いました。彼らと共に取り組むことで、地域の高齢者の方に対する実践的な研究の重要性を再認識しました。学生たちにとっても、このようなプロジェクトへの参加は貴重な経験であり、将来のキャリアにおいて大きな影響を与えたと思います。
今回の研究では、腰痛を有する105名の高齢女性を対象に、階層的クラスタリングを用い、3つの異なるサブグループを身体機能や心理機能に基づいて特定し、個々の特性を明らかにしました。この成果が、地域社会における高齢者の健康や福祉に貢献できることを心より願っております。
今後も、学生と共に地域社会に貢献する研究を続け、地域の健康増進や福祉の向上に取り組んでまいります。
<関連情報> 日本筋骨格系徒手理学療法研究会のホームページ
https://www.jspt.or.jp/jfompt/
浅田啓嗣研究会理事長(左)から表彰状を授与