【経済学部】小山ゼミが京都北部経済状況の視察~冬季ゼミ合宿を実施~

 2024年2月15日(木)~2月16日(金)、経済学部経済学科・小山大介准教授ゼミの2回生18名が、京都北部における経済状況の視察を目的として1泊2日の冬季ゼミ合宿を実施しました。

 小山ゼミでは「グローバル・ローカル」をキーワードとして、国内外の経済・社会・政治がどのように関わり合っているのかを研究テーマとして活動しています。今回のゼミ合宿は3回生以降のより専門的な学びに入る出発点として位置づけ、京都北部地域における経済状況を多角的に見つめて気づきを得るために以下の行程で実施しました。

 1日目の与謝野町視察では、与謝野町役場や商工会議所、地域における農業や伝統産業を担う企業や各種施設など4か所を訪問しました。与謝野町役場への表敬訪問では井上雅之副町長と歓談し、公務員として働く意義や、本学と与謝野町との連携により実施しているインターンシッププログラムについても説明をうけました。次に、地元与謝野町産の米を利用した食品加工(寿司製造)を行っている「株式会社加悦ファーマーズライス」で、製造工程やコメの低温倉庫、精米施設などの見学を行い、地域農業の振興と農産物の活用促進などについて理解を深めました。

画像:与謝野町役場にて
与謝野町役場にて

 与謝野町織物技術センターでは、伝統産業である丹後ちりめんの歴史や製造技術、製造工程について説明を受け、実際に織機を操作する体験をしました。その後、与謝野商工会の岡本勝司事務局長より、与謝野町における経済の歴史と現状、地域振興策、伝統産業丹後ちりめんに関する調査結果を伺い、意見交換を行いました。

画像:与謝野町織物技術センターでの織機操作体験
与謝野町織物技術センターでの織機操作体験
画像:与謝野商工会にて
与謝野商工会にて

 2日目は、丹後半島の先端にある航空自衛隊経ヶ岬分屯基地、在日米軍経ヶ岬通信所を車窓から見学したほか、伊根町舟屋群、宮津市天橋立ビューランド、知恩寺などこの地域における観光地を散策しました。

画像:久美浜湾にて記念撮影
久美浜湾にて記念撮影
画像:伊根町の舟屋群
伊根町の舟屋群

 今回の合宿を引率した小山准教授は「経済学の専門的な学びを進めるうえで、実際に現地に出向き地域経済の実情をしっかりと理解することは重要です。また、コロナ禍で課外活動が減少してしまったこともあり、今回のような取り組みでゼミ生同士の親睦を深められたことにも価値があり、今後も積極的に取り組んでいきたいです。学生の皆さんには、学びをさらに深め、自分自身の専門性を高めるとともに、実践活動を通じて、社会で活躍してくれることを期待しています。」と述べられました。

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