経営学部生がベジタリアン・ヴィーガン向けのスイーツレシピを開発!銭湯を改修したレストラン「九条湯」で販売

 2024年3月20日(水)、経営学部の下門直人専任講師ゼミの学生を中心に活動しているアントレプレナーシップ教育の実践編「ランチプロジェクト」で、京都で規格外野菜の活用に取り組まれている農家「しんやさい京都」と連携して外部の飲食店向けに開発したランチメニューが九条湯で販売されました。

 本プロジェクトでは、これまで規格外野菜を活用した学食メニュー開発に取り組んできました。
 メニュー開発の第2弾では実践の場を学外に移し、外部の飲食店で提供してもらうことを目指してベジタリアン・ヴィーガン向けのスイーツレシピ開発に挑戦しました。
 開発にあたっては、農家「しんやさい京都」(久世郡久御山町)の石﨑信也社長よりアドバイスをいただきながら何度も試作を重ね、試行錯誤の末、「金時人参のクレームブリュレ」「豆乳パンナコッタ」「豆腐ティラミスのアイスプラント鉢植え」の3つのレシピを完成させました。
 このうち、「豆乳ティラミスのアイスプラント鉢植え」については、石﨑社長からも絶賛いただき、実際に飲食店のランチデザートとして提供されることとなりました。
   

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 提供の場としてご協力いただいたのは、「しんやさい京都」が毎週水曜日に「農家メシ」としてランチ営業をおこなっている「九条湯」(京都市南区)です。
 「九条湯」は、もともと銭湯だった建物を改装し、飲食営業のほか、様々なイベントが開催されるコミュニティスペースとしても運営されています。銭湯だった頃と同じく、今も「地域の社交場」として地域の方々で賑わっています。

 提供初日の3月20日(水)、「しんやさい京都」のInstagramで告知いただいた効果もあり、はじめてのお客様も多数来店され、閉店を待たずして完売となりました。
 お客様からは「見た目も味も良い」「本物の鉢植えみたいでビックリ」といった反応をいただきました。
 好評を受け、この日以降も、水曜ランチの定番デザートとして提供されることも決まり、プロジェクトメンバーも大喜びの様子でした。

 メンバーの岡下英毅さん(経営学科・新4回生)は、プロジェクト活動を振り返り、「大変でしたが、学食ランチやスイーツのレシピを完成させることができて安心しています。また、もともとマーケティングに興味があったので、レシピ開発にあたっていろいろな調査を実施することができたのも良かったです。自分の開発したメニューが実際に提供されているのを見るのは、なんだか新鮮な感じで、ドキドキしました。評判が心配でしたが、学食のランチも九条湯のスイーツも好評だったので本当に良かったです」と語りました。

 また、石﨑社長からは、「九条湯には、銭湯を改修したレストランという点に魅力を感じて来られるお客様が多いです。『場の魅力』をきっかけに来られたお客様に対しても、しんやさいが取り組んでいる規格外野菜の活用を通じて『もったいないをなくしたい』という価値観に共感していただくことが、また足を運んでもらうために大切なことだと思っています」と、リピーター獲得に対する考えを述べられました。また、「最後に、このプロジェクトを通して、しんやさい京都としても多くの気づきがあり感謝しております。今後、起業や新しく事業を始める事に直接繋がらなくても、コスト計算や広告・宣伝等、社会に出たら必要となる事が多いので、是非この経験を生かしてほしいです」と激励の言葉をいただきました。

■関連リンク
しんやさい京都Instagram
しんやさい農家メシ@九条湯(@shinyasai.kujoyu) • Instagram写真と動画

学生チームが開発した学食メニューを販売しました! - オフィシャル | 京都橘大学 (tachibana-u.ac.jp)
 

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