【歴史遺産学科】南健太郎研究室が舞鶴沖冠島近海の水中調査を実施!

 文学部歴史遺産学科の南健太郎研究室は2025年8月26日(火)、京都府舞鶴市沖合に位置する冠島近海にて発見された階段状の岩について、海底遺跡の可能性を探る調査を実施しました。

 今回南研究室が調査した岩は、高さ約2m・幅約60cmで、舞鶴市沖から約12km離れた冠島近海、水深約8mの海底で発見されたものです。人が歩けるほどの段差を持ち、人工的な構造物のようにも見えることから「海底遺跡ではないか」と地元のダイバー間でも関心が高まっています。
 今回はこの階段が人工物であるのか、自然にできたものであるのかを調査するために、南准教授と歴史遺産学科の学生5名が実際に現地で潜水調査をしました。調査を実施するにあたり、舞鶴市の企業、鯛建設有限会社(代表:鯛功)にご協力を頂きました。
 

 今後、階段状の岩の周囲の状況や岩の表面状態、加工痕の有無など、実際に計測して得られた情報をもとに分析を進めます。今回の調査を通して、地域の歴史・文化にふれながら、新たな観光資源としての価値や水中考古学の面白さについて伝える機会となればと考えています。
 

鯛建設の皆様と文学部歴史遺産学科南健太郎准教授、
今回の調査に参加した歴史遺産学科1回生枌美幸さん、
2回生屈敬和さん・小倉聡太さん・吉田琉凱さん、3回生山下堅大さん(2列目右から)
 

 なお、本調査の様子については10月11日(土)10:30~ KBS京都テレビ「SUNNY TIME」番組内にて放送予定です。
※放送内容は変更する可能性があります。
 

歴史遺産学科・南健太郎准教授
 

歴史遺産学科2回生・小倉聡太さん

歴史遺産学科3回生・山下堅大さん

▼文学部 歴史遺産学科
https://www.tachibana-u.ac.jp/admission/faculty/heritage/

▼南健太郎准教授 教員情報
https://kenkyu.tachibana-u.ac.jp/ktuhp/KgApp?resId=S000350

▼『水・陸から挑む考古遺産の継承』南健太郎
https://www.tachibana-u.ac.jp/admission/tcbn/contents/2-5minami.html

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