11月3日「たちばな文化の日」を開催

 2023年11月3日(金・祝)、本学アカデミックリンクスにて、「たちばな文化の日」を開催しました。
 このイベントは、一般の方を対象に、本や映画、人との対話をとおして、文化や芸術の奥深さ、他者の感情や多様な生き方に創造性を働かせながら、学ぶことの面白さや新しい発見に触れ合える機会として企画しました。当日は、「まちライブラリー@京都橘大学」※開設1周年記念講演会とたちばな教養学校Ukon※特別上映会の二部構成で行われました。

 第一部のまちライブラリー@京都橘大学 開設1周年を記念した講演会では、登壇者に劇作家・演出家の平田オリザさんをお招きし、アカデミックリンクス大階段で「書を抱きつつ町へ出よう」をテーマにお話しいただきました。
 まちづくりについて全国でアドバイス活動もされている平田オリザさんの、本の魅力と付き合い方についてのお話しに、来場者は熱心に耳を傾けていました。

 

写真:京都橘大学 日比野学長によるご挨拶
京都橘大学 日比野英子学長によるご挨拶

 

写真:講演する平田オリザさん
講演する平田オリザさん

 

写真:講演会の様子
講演会の様子

 

 第二部は、たちばな教養学校Ukon特別企画として、アカデミックリンクス3F教室にてドキュメンタリー映画「ホワイトハンドコーラスNIPPON freude!よろこびの歌」の上映会が行われました。
 この映画は、たちばな教養学校Ukonの第二期第一回目の講師であるソプラノ歌手・コロンえりかさんが芸術監督を務められている、視覚や聴覚に障がいを抱えた子どもたちや障がいを持たない子たちがともに音楽に親しみ演奏するインクルーシブ(誰をも包みこむ)楽団「ホワイトハンドコーラス NIPPON 」の活動を追ったドキュメンタリーで、2021年12月21日、プロのオーケストラと同じ舞台に立ち、ベートーヴェン交響曲第九番の第四楽章を熱唱するまでの、3か月に及ぶ練習と感動の本番をつぶさに追った挑戦と「よろこび」の物語です。
 会場では感動で涙を拭う来場者の姿が見られました。

 

写真:上映会の様子
上映会の様子

 

 当日は約100名の来場者でにぎわい、11月3日の「みかんの日」にちなんで会場に設置されたみかんタワーのフォトスポットで撮影するなど、盛況の内に終わりました。

写真:みかんタワーで撮影する「たちばな教養学校Ukon」河野学頭
みかんタワーで撮影する「たちばな教養学校Ukon」河野通和学頭

 

※「まちライブラリー@京都橘大学」について
まちの中のカフェ、ギャラリー、シェアオフィス、お寺、病院などに本棚を設置し、そこにメッセージを付けた本を持ち寄り交換しながらまちのコミュニティを作っていこうという活動です。そこでは、互い同士で学びあい、気づきあうワークショップやイベントが開催されています。まちのコミュニティ醸成を図りながら地域の中で活動する方々にとって動きやすい環境づくりにもつながる活動です。
画像:まちライブラリーロゴマーク

 

※「たちばな教養学校Ukon」について
京都橘大学が2023年度からつくるあたらしい学びの場(学校教育法第107条に定める公開講座)です。半年ごとにテーマを定め、多彩な講師陣による全8回の授業を実施します。受講資格は特にありません。学ぼう、楽しもうという意欲があれば、どなたでも受講できます。
画像:たちばな教養学校Ukonロゴマーク

 

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