2024年1月19日(金)、学生が企画・運営をする、テイクアウト専門カフェ「Partage」の営業が最終日を迎えました。11月1日の営業開始から、学生や教職員、関連企業の方、地域の方にコーヒーを提供してきました。2カ月という限られた期間ではありましたが、待ち時間に隣の人と交流が生まれたり、コーヒーを片手に学生同士がゆっくりと語り合ったり、Partageが提供するコーヒーが皆さんの時間や笑顔をPartage(共有)できました。営業最終日も多くの方にお越しいただき、惜しまれつつ営業を終了しました。
1月29日(月)、Partageのメンバー9人と、プロジェクトアドバイザーを務めた株式会社アカイノロシ・矢野龍平社長にも参加いただき、振り返り会議を開催しました。Partageはアントレプレナーシップ教育プログラムの中から生まれたプロジェクトです。営業を終えたメンバーは、本活動が自身の進路選択や職業選択にどのように影響を与えたのか、起業や新規ビジネスへの関心の変化等について意見交換をしました。学生によるカフェの開業は、難しいことやわからないことが多く次々に課題や困難に直面しましたが、果敢に挑戦したからこそ、達成感や充実感を得ることができ、今後のキャリアに活かせる経験ができました。
矢野社長からは「一人ひとりが細かく振り返ることができていました。次のアイデアも持っていて、皆さんの成長を嬉しく感じました。今回のようなプロジェクトも仕事も、自分ひとりで完結することは少なく、誰かと関わっています。発言しやすい雰囲気を作ってコミュニケーションが活性化し、プロジェクトがスムーズに進んだ点が良かったと思います。時間があいてしまうとこれからもチャレンジしたいといった前向きなエネルギーが小さくなってしまうので、すぐに行動に移して、自分自身で成長できる環境を作ってほしいです。」と貴重なアドバイスをいただきました。
【メンバーの上田 楽さん(経営学科・2回生)のコメント】
店頭でのポスターや看板の作成などデザインに関わる役割を担いました。アイデアを得るために美術館に行ってみたり、矢野社長のアドバイスを受けて行動力が身についたと思います。オリジナルタンブラーの作成や待ち時間削減のためのポットを活用したオペレーションの改善、お客さまに落ち着いた空間を提供するために椅子を設置するなど、Partageとして次にやりたいさまざまなアイデアを考えています。
【メンバーの栗本 瞭さん(経営学科・2回生)のコメント】
半年間という短い期間でしたが、日々学びながら取り組むことができました。安定して売上を確保できて結果も出せました。一方で、組織としての行動計画を取り決めることが疎かだったと感じており、店舗の売上拡大に向けた議論をおこなう時間をもっととることができればよかったです。また業務の引き継ぎや、商品の仕入れなどで「報連相」ができていない部分もあり、もっと改善ができたと思いました。
【メンバーの横田 陸斗さん(経営学科・2回生)のコメント】
カフェプロジェクトを通じて、なにごとにも積極的に挑戦する姿勢を身につけることができました。充実した半年間を過ごすことができました。店舗での売上が停滞した時期もありましたが、学外へのイベント出店や大学イベントとの連携、学内会議での提供など、自分たちがやれることに挑戦できました。初期段階からもっと具体的な計画をたてることができれば、メニューの追加やお菓子の販売などにもチャレンジすることができたと思いました。
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