2024年2月19日(月)、本学第二体育館にて令和6年山科警察署機能移転訓練が行われました。
この訓練は、2023年12月に本学と京都府山科警察署が「災害時における施設使用に関する協定」を締結したことにより実現したものです。災害で警察庁舎が使用できなくなったという想定で、警察機能を近隣である本学体育館等に移し、代替施設として使用し緊急時の対応を行うという内容です。
署員の方々は必要な物品や無線などの通信機器を本学へ運び込み、対策本部と臨時の警察窓口を開設。その後、被災状況が入る度に署長の許可を得ながら対応部隊の編成を行い、現場の状況をホワイトボードに書き込むなど、山科警察署内と変わらない指揮命令機能の発揮に努められました。
訓練終了後、本学明優館にて署員の方を対象に、災害時の現場応急処置の講習が行われました。
健康科学部救急救命学科・関根和弘教授と澤田仁講師から緊急止血・感染症対策に関するレクチャーが行われました。災害時における現場での応急処置について具体的な処置法が紹介され、署員の方からは「実際の災害現場で必要な知識を実演形式で学ぶことができ、役に立ちました」との感想が述べられました。
本学では地域の防災への協力を大学の責務のひとつと考えています。今後も教育・研究機関として地域交流にもさまざまに貢献していきます。