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Episode05
タチバナ × 成矢 優希 さん

今回は情報工学科2回生の、成矢優希(なりやゆうき)さんを密着取材しました。
学生広報スタッフ向けの研修に参加していたので声をかけたところ、
快く取材を受けてくださいました。
2021年4月に新設されたばかりの情報工学科の学生は、
一体どんなキャンパスライフを送っているのでしょうか。

13:20
3限「オペレーティングシステム」@清和館135教室

今日はここからスタート!

〈授業の概要〉「オペレーティングシステム」
Windows、macOS、Linuxに代表されるオペレーティングシステム(OS)は、CPU、メモリ、ハードディスク、キーボード、マウスといったコンピュータ資源や外部装置を管理して、各種アプリから効率よく使えるようにする役割を担う。この授業では、このようにコンピュータ利用に不可欠なOSの機能や仕組みについて学ぶ。

今回はOSの「割り込み」という機能について学びます。
プログラム実行中にエラーが発生したり外部からの通信が入ったときなどに、
強制的にほかの処理を実行させる機能です。

15:15
4限「コンピュータアーキテクチャⅡ」@清和館135教室
〈授業の概要〉「コンピュータアーキテクチャⅡ」
コンピュータのハードウェアでは,多数のプログラムをより高速に実行するために、多くの工夫が施されている。
この授業ではパイプライン方式やスーパスカラ方式といったよく用いられている手法に加えて、データサイエンスのアプリケーション用に強化されたハードウェアの構成など最新の技術について学ぶ。

3限と同じ教室で座学の授業です。
実際のバグの例を参照しながら
コンピュータの基盤の設計や考え方を専門的に学びます。

――
レジュメは紙では配られないのでしょうか?
成矢さん:
はい、授業の資料はデータで配布されます。PC上で管理できるので便利です。
17:10
5限 「オブジェクト指向プログラミング」@アカデミックリンクスH502
〈授業の概要〉「オブジェクト指向プログラミング」
オブジェクト指向とは、システム全体を現実世界での登場人物・モノに見立てた小さな構成単位(オブジェクト)と各オブジェクトの行う操作の組み合わせとして考え、大規模なシステムを効率的にかつ安全に作り上げるシステム構成の考え方のことである。
この授業では,幅広い分野で用いられているプログラミング言語Javaを用いて、オブジェクト指向プログラミングの基礎を学ぶ。また、項目ごとに対応した実践的な演習課題に取り組むことで、プログラミングの基本技術を身につけ、理解を深める。
――
基本的にずっとPCを使って授業を受けているのですね。
成矢さん:
そうですね、情報工学科ならではかもしれません。今日は情報系の専門的な授業のみでしたが、他の日は教養科目やクロスオーバー科目※など、情報系以外の授業も受けています。PCを使わない授業は逆に新鮮です。

※京都橘大学では工学部、経済学部、経営学部で「クロスオーバー科目群」を配置しています。
情報工学の知識を新たな視点でとらえ、他学部の専門科目を学ぶことにより、文理を越えた幅広い知識・技能を身につけます。

PCが並ぶ教室での演習。
Javaで簡単なゲームを作成しています。

成矢さん:
右がレジュメ、左が作業するタブで、普段はこのように画面を分割して開きながら授業を聞いています。100分授業のうち、60分が講義で、残り40分で授業内課題に取り掛かります。
18:50
5限の終了後、普段は授業後に部活へ行くそうですが、今日は課題をするために帰宅するとのことで、解散。

成矢さんにインタビューをしてみました!

――
京都橘大学の情報工学科は新設されたばかりですが、なぜこの大学を選んだのでしょうか。
成矢さん:
中学生の頃にYoutubeで配信を始め、コンピュータにたくさん触れていたことからITの分野に興味を持ったのがきっかけで、情報工学を学びたいと思いました。具体的に将来の目標が決まっていたわけではなかったので、プログラミングだけでなくデザイン系や社会科学系など、幅広く学べる京都橘大学の情報工学科を選びました。僕の入学年度に新設だったので、前例がないという不安はありましたが、その分1期生として学科の可能性を広げられるのではないかと期待して入学しました。
――
実際この大学で過ごしてみて、どんな印象を持ちましたか。
成矢さん:
学生の提案を先生たちが積極的に聞いて、前向きに検討してくれることが多いように思います。自分たちが先駆けとなり学科の学びの基盤を作っていくという、貴重な体験ができています。あとは、新しい校舎や最新の設備が利用できる点も気に入っています。これからまた新しい学科や施設ができると聞くので、本当に常に変化し続ける大学だな、と思っています。
――
京都橘大学で学ぶなかで、将来どんな分野で働きたいか見えてきましたか?
成矢さん:
入学前はデータサイエンスやプログラミングの技術を生かせる仕事で、と考えていましたが、Webデザインの授業をきっかけに、デザインの分野にも興味が出てきました。今はWeb制作会社などを検討しているので、就職に向けて発信力やデザイン力も養っていきたいと思っています。そのため昨年から学生広報スタッフとして活動を始めました。
――
学生広報スタッフとしては、どんな活動をしているのですか?
成矢さん:
SNSを使って大学の情報を発信することや、入学式、卒業式を始めとするイベントの企画がメインです。今年は「応援ソングプロジェクト」という企画も担当しました。コロナ禍を生き抜き、新しい時代を切り拓くすべての人にエールを込めて、一歩踏み出す勇気が湧き出るような歌を届けたいという思いから立ち上がりました。シンガーソングライターの河口恭吾さんのご協力のもと、「STORIES 2022~」という曲を作りました。プロジェクトには約30人が参加し、ぼくはリーダーとして、メンバーが楽しんで活動できるような環境づくりや、それぞれの持ち味を上手くいかすことを意識して活動しました。
――
課外でも積極的に活動されているのですね!ほかには何かに所属されていますか?
成矢さん:
部活をしています。情報工学科は現在3、4回生がいないので、先輩とのつながりを作りたいと思い陸上部とフォークソング部に入部しました。せっかくお金と時間をかけて通っているので、大学でできることはなるべく多く経験したいと思っています。もちろん苦手なこともあるので、嫌なことから逃げないのが今後の課題です!残りの期間、卒業したときにやりきったと思えるような大学生活にしていきたいです。

自分を成長させるため、やりたいと思ったことに次々と飛び込んでいく
成矢さんの行動力に驚かされました。
京都橘大学で吸収したたくさんの学びや経験が
将来きっと役に立つと思います。
ありがとうございました!

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