7月15日、文化政策学部の授業「知のフロンティアI」に愛知県足助町観光協会から縄手雅守氏が招かれ、特別講義を行った。
古い町並をいまに残す足助町は愛知県の北東部に位置し、カタクリの花が咲く春、香嵐渓の紅葉が色づく秋には多くの観光客が訪れる。縄手氏は「地域文化を残し、現代に活かすのが新しい観光の在り方」と話し、民俗資料館としての三州足助町屋敷の意義を語った。足助町は「町並み保存」「古くから伝わる手仕事の伝承」「町民一人一人が生涯現役でいられる福祉の充実」などを柱にまちづくりを進めており、福祉センター内ではハム工房、パン屋など高齢者が積極的に働ける場所を提供している。
今後も学生らはまちづくり実践者による講義や、フィールドワークを通して地域振興・観光振興について理解を深めていく。
文化政策学部ではほかにも様々な特別授業が行われている。
●5月31日 文化開発論(担当 端信行教授)
特別講師 サントリー不易流行研究所 佐藤友美子氏
「21世紀の生活と文化」
●6月28日 文化開発論(担当 端信行教授)
特別講師 21世紀ディレクターズユニオン代表 林信夫氏
●7月 2日 文化政策基礎論I (担当 上原恵美非常勤講師)
特別講師 滋賀県高月町企画財政課課長 平井茂彦氏
「まちづくりと文化-まちづくりの実践者にきく」