2001年9月より約1年間、台湾の淡江大学で日本語学科の学生に日本語を教える「ティーチングアシスタント」を務めた学生が任期を終え7月に帰国。7月17日に帰国報告会が行われ、集まった在学生に派遣学生3人が日本語教育や留学経験、現地の様子を報告した。留学経験を語ったのは昨年日本語日本文学科を卒業し、現在大学院文学研究科に籍を置く吉原美香さん、灰谷友香さん、高橋史織さんの3人。
報告会に参加したのは来年度に派遣留学を予定している学生や、日本語教員養成科目を受講している学生、日本語教育に興味のある学生ら約20人。
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報告を行った3人は、「最初は異国での生活に戸惑いや不安もあったが、1年間ティーチングアシスタントを務めたことで大きな自信を得た」「日本語教育の面白さに気づいた」「かけがえのない経験ができた」と語った。
来年度から派遣留学を予定している学生からは次々と質問も飛び出し、ティーチングアシスタントの具体的な仕事内容、授業の進め方、生活に役立つ情報などの意見交換がなされた。
吉原美香さんは「台湾滞在中には日本語教育だけではなく中国語の授業にも積極的に参加した。台湾に行って初めて、学ぶ楽しさを知った。かけがえのないたくさんの出会いがあった。日本語教育の現場で自分の力不足を感じることも多々あったが、これからも日本語教育に携わっていきたい」と話した。
また10月20日から7日間、英語コミュニケーション学科・日本語日本文学科を中心に留学生も含む学生22人が台湾淡江大学日本語学科を訪れ、海外日本語教育実習が行われる。
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