学生書道のグランプリといわれる「全日本高校・大学生書道展」(主催/財団法人日本書芸院・読売新聞社)の第7回展の入賞者が8月18日発表され、本学の寺本妙さん(日本語日本文学科3回生)、林さをりさん(同4回生)の作品が最高賞の全日本高校・大学生書道展大賞に輝いた。寺本さんは昨年に続く連続受賞。
今年度は、漢字、かな、調和体、篆刻の4部門に全国から昨年を上回る約9300点の応募があり、審査の結果、全日本高校・大学生書道展大賞41点と同展賞296点、優秀作品賞855点が選ばれた。本学からは大賞受賞の2人の他、同展賞15人、優秀作品賞25人の入賞者が出ている。(受賞者は下記受賞者一覧)
選ばれた作品は8月20日から25日まで大阪市立美術館で展示され、25日には大阪国際交流センター大ホールで授賞式が行われた。
1回生の時からこの書道展に応募して、1年目は優秀作品賞、2年目に大賞をいただきました。今年は1年かけて頑張るのだから昨年以上のものをという気持ちからの気負いがあったのか、思うように書けない時期が続き、吉川先生からも字がいつもの感じでないと指摘されたこともありました。やっと書けるようになったのは締切の2日前でした。でも悩んだ分、何かが表現できたのかもしれません。支えてくださった先生や友達に感謝してます。
今後もずっと書道に関わっていきたいので書道教員を目指しています。王鐸や米ふつの書が好きで素直な表現を心がけています。
1回生の時から応募してきましたが優秀賞を貰ったのが最高でしたので、今回の大賞受賞は、正直信じられない気持ちです。
田舎でお稽古程度の習い方しかしていなかったので、入学当初は周囲とのレベルの違いを感じて落ち込むことも多く、しょっちゅう家に電話しては母に慰められたり、家族に励まされたりしながらなんとか頑張ってきました。それだけに今回の受賞では、家族の喜びが大きかったし、私自身も4年間のいろんな思いがこみ上げて涙が出てしまいました。受賞は、吉川、横山両先生のご指導のたまものだと思っていますし、友達・家族のサポートに感謝しています。
今は、教職を目指して勉強していますが、今後大きな賞に恥じないように頑張らなくてはと多少プレッシャーも感じています。
●受賞者のみなさん(受賞者一覧)
<書道展大賞>
寺本 妙 (3回生)
<書道展大賞】
林さをり (4回生)
<書道展賞>
玉置眞希 (3回生) 渡士奈々 (3回生)
新垣紅蓮 (2回生) 大城麻里 (1回生)
湯川竜子 (3回生) 高橋純子 (4回生)
小林栄里 (2回生) 井内星遊 (3回生)
今倉歩實 (2回生) 手賀景雲 (4回生)
安達照月 (3回生) 宮田理恵 (2回生)
加賀山紀子 (1回生) 澤田 朋 (4回生)
長宗美恵 (4回生)
<優秀作品>
青木真美 (2回生) 竹中友佳子 (1回生)
秋澤治子 (4回生) 徳廣由紀 (1回生)
飯尾友紀 (3回生) 永富裕子 (2回生)
石本育子 (3回生) 新多由美子 (3回生)
伊藤匠子 (4回生) 林香苗 ※ (3回生)
内田真梨 (2回生) 藤本美雪 (3回生)
大川諒子 (3回生) 藤本有美 (1回生)
北口まり (3回生) 本岡久美子 (大学院)
小西寿枝 (1回生) 森重純子 (3回生)
小西理沙 (2回生) 柳原庸子 (3回生)
斉藤聖逸 (4回生) 山下知子 (2回生)
嶋村明子 (3回生) 吉川智子 (2回生)
須甲真由美 (4回生)
※英コミ