2013年1月21日(月)、京都橘大学第一会議室において、学校法人京都橘学園と京都第二赤十字病院との教育研究に関する包括協定調印式を挙行しました。協定書にサインした後、梅本裕理事長と京都第二赤十字病院長の日下部虎夫院長は、今後の強い協力関係を約束し、固い握手を交わしました。
本学では、看護学部開設時より、京都府・滋賀県を中心とした多くの病院施設から、良い実習施設と教育研究フィールドを提供してもらっています。なかでも、京都第二赤十字病院とは、当初より教育研究や交流を進めてきました。今回、看護職者の養成および看護・医療をめぐる教育研究に関する事業の発展をめざし、協定締結に至りました。この協定の主な内容は、下記のとおりです。
①本学看護学部の主要実習病院としての連携強化
②「京都第二赤十字病院特別奨学金制度」の創設(1学生約360万円)
③奨学金制度の創設に伴う新規推薦入試制度の導入
④看護に関する共同研究および地域連携の推進、教職員の交流
主要な実習施設として、基礎看護学、母性看護学、小児看護学領域等で計56名の学部実習生を受け入れてもらうほか、本学教員と京都第二赤十字病院の実習指導者を対象とした、臨床教育合同研修会の実施、大学院教育での相互連携、看護の質向上を目的とした継続教育に関する新たな取り組みなどでも協力していく予定です。
また、「京都第二赤十字病院特別奨学金」の貸与制度を創設するとともに、2014年度からの看護学部の推薦入試において、奨学金を受けることのできる専願制の募集枠を新設。合格者には、約360万円の奨学金が貸与され、大学卒業後、京都第二赤十字病院に6年間勤務すると返還が免除されます。募集人員は7名です。
今回の協定締結により、さらなる交流の活性化と相互の発展が期待されています。