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お知らせ

【図書館】救急救命学科×図書館 展示企画「救急・災害救護」(終了しました)

学科と図書館のコラボ展示企画、2016年度第2弾!

 日本の救急医療は、1960年代の交通戦争の時代に始まりました。その当時は、救急隊の整備も出来ておらず、救急車内で血圧測定をすることは医師法違反となるとされ、救急隊はただ搬送するだけのものでした。また救急医療も、「交通事故」=「外傷」=「救急」という内容で、外傷に特化したものでした。しかしながら、救急医療が発展し、交通事故の減少とともに、内因性疾患の救急がどんどん増え、救急搬送80%程が内因性、すなわち疾病救急となってきました。それに合わせて、救急救命士制度が創設され、救急救命士が実施できる医行為も増加してきました。
 今後、高齢化が進むとともに疾病救急の比率がさらに増加することが考えられます。これに伴い、救急救命士の役割もさらに重要となってくることが予想されます。また、1995年の阪神・淡路大震災以降は、災害医療にも目が向けられ、救急隊の災害出動も増加してきています。
 今回の図書館の救急救命学科の企画では、主に1960年に始まった、胸骨圧迫(心臓マッサージ)と呼気吹込み人工呼吸の「心肺蘇生法」の歴史について、その文献を中心に展示しています。ぜひこの機会にご覧ください。

• 日 程 11月28日(月)~ 1月27日(金)
• 場 所 図書館2階展示スペース

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